
アイアスリートは、2011年から販売している眼鏡市場を代表するブランド。「フリーフィット」「ゼログラ」と並ぶ眼鏡市場の看板商品で、特に男性から人気です。

発売から10年以上経ち、新作が出るたびに改良され、新機能が搭載され、常に進化し続けています。
眼鏡市場の最新の技術やアイデアが詰まっていて、快適な装着感を実現したのが「アイアスリート」。
今回は、実際に使った感想を交えながら、アイアスリートをプロ目線で徹底レビューします。


眼鏡市場のアイアスリートが人気の理由

アイアスリートのコンセプトは、「スポーツテクノロジーをあなたの毎日へ」。
スポーツをしてもズレないフィット感と普段使いできるスポーティ感のあるデザインを両立しています。
抜群のフィット感
汗や激しい動きでもズレにくく、フィット感が抜群。動きに強く、スポーツに最適です。
耳当て部分にはグリップ性能の高いラバーが採用されています。さらに、滑り止め加工が施されていて、グリップ性を向上させています。
テンプルの形状は、純スポーツメガネのようなストレートテンプルだったり、お顔を包み込む形状をしています。これにより、しっかりとお顔をホールドしてくれます。
アイアスリートのフィット感の秘訣
- 耳当てラバーのグリップ性能が高く、ズレ落ちにくい
- ホールド感のあるテンプルデザインにてメガネをしっかり固定
スマートで高級感あるデザイン
デザインは、純スポーツメガネと通常のメガネの中間くらい。スポーティーですが、派手になりすぎずスタイリッシュに仕上がっています。

スポーツだけでなく、ビジネスやタウンユースできるデザインも人気の理由のひとつ。
すべてのモデルではありませんが、樹脂タイプには、金属用の表面処理を施し、汗や皮脂による劣化に強いものもあります。メタリックな質感からは重厚感と風格が漂います。
立体的で流れるようなデザインが特徴で、若々しくありたい人をサポートします。
掛け心地やフィット感を向上させるための新機能や新構造を搭載したモデルが多数あります。
アイアスリートのデザイン性について
- 樹脂タイプは、特殊な表面処理により高耐久を実現
- メタルタイプは、シャープでスタイリッシュ
- 最先端技術を使って、軽さと快適な掛け心地を実現
2019年のCMでカズが着用したモデル

今も現役選手として活躍するサッカー界のレジェンド「キングカズ」こと、三浦知良さんのCMが印象的でした。
プロサッカー選手の三浦知良さんを新CMキャラクターに起用。新TVCM「i-ATHLETE(アイアスリート)登場篇」 が8月30日(金)よりOAスタート。 https://t.co/gmHscVjld0 @PRTIMES_JP pic.twitter.com/3T3kfxMVHF
— PR TIMES (@PRTIMES_JP) August 30, 2019
CMではジャケパンスタイルに赤色のオール樹脂のメガネを合わせていました。

オール樹脂なのですが、メタリックな質感が高級感を演出していて、ビシッと決まっていてすごくカッコ良かったです。
着用モデルの品番は「IA-450」で、カラーはレッド。

シルバー、ネイビーマット、ダークネイビー、レッドの4色展開で、継続品番として今も販売されています。
カズの影響力は凄まじく、着用したモデルはCMを流してから一カ月で数万本売れたそうです。
しかも、普通なら一番売れないカラー「レッド」が爆売れした、とのこと。CMを見て店舗に来る人がとても多かったそうです。
眼鏡市場のアイアスリートのレビュー

アイアスリートは、種類が豊富で、商品によって採用されている素材や技術が違います。
ですので、商品特徴、メリット・デメリット、使ってみた感想を型番ごとに紹介します。
「品番IA-421」

- 掛け心地がいい
- ズレ落ちにくい
- 前掛けサングラスの使い勝手がいい
購入したのは、マグネットの前掛けサングラスが付属したモデル。1本で2役こなす優れもの。
アイアスリートという名前ですが、スポーツ専用のメガネではありません。
スポーツに最適な「軽さ」「ズレ落ちにくさ」といった特徴を持った快適な掛け心地のメガネが「アイアスリート」。

シャープな印象を演出できる細身のスタイリッシュなフォルムで、色付きのレンズを入れると映えるスポーティーなデザインが素敵です。
前掛けがついていないタイプでも、室内ではクリア、屋外では色がつく調光レンズを入れると、1本で2役こなす便利なメガネに仕上げられます。
フィット感が抜群
- お顔を包み込むテンプル形状
- 特殊ラバーを採用
- クッション機構の鼻パッドを採用
テンプルの形状は、通常のメガネより少しカーブが強く、お顔を包み込む形状をしています。

鼻パッドは変形、変色、劣化などの耐久性に優れたエチレン系の素材。医療用としても使われるほど安全性が高く、お肌に優しい素材です。
さらに、クッション機構を備えていて、可動域が広く、快適な装用感を実現しています。鼻へソフトにフィットする感覚があります。

グリップ力のある特殊ラバーの耳当てパーツには凹凸があり、滑り止め加工が施されています。グリップ力の高いラバーが、吸い付くようにフィットします。


好みもあるのでしょうが、フィット感が良すぎると「メガネを掛けている感覚」が強くなります。「ズレ落ちない」ということは、それだけお肌にピタッとくっついている、とういことです。
前掛けサングラスが絶妙

マグネットの磁石の力が絶妙で、片手で取り外しが簡単にできます。運転中にサッと取り外しできて便利です。磁石の力までちゃんと考えられています。
前掛けが外れないように、ブリッジ(左右レンズをつなぐ部分)で前掛けを挟み込む構造になっています。


他社メーカーの前掛けクリップは磁力が強すぎて、取り外しに苦労することがあります。
片手では外せないくらい強力な磁石をつけるには理由があります。外れた時のクレーム防止のためです。クレームは減りますが、片手で取り外しできないのは不便です。
ワンタッチで普通のメガネからサングラスに早変わりするので、休日のお出かけ用メガネにピッタリ。特に運転に最適です。トンネルに入った時、サッと前掛けサングラスを外せるのが嬉しいポイント。
色味も落ち着いていて、フレーム形状もスクエア型で程よいフォーマル感があります。会社用のメガネとしても違和感なく周囲に溶け込むデザインです。

おすすめの前掛けクリップについては次の記事で紹介しているので、よかったら参考にしてください。

「品番IA-474」

- 動いてもズレない
- メガネを掛けている感が強い
- 適正サイズのフレーム選びが重要
テンプル先端に可動式の耳当てパーツを採用している新構造のメガネ。可動式パーツのラバーがついている2か所で頭をしっかりホールドします。
どんな頭の形にも完ぺきにフィットする構造で、フィッティングが必要ありません。

ホールド感はストレートテンプルを採用した純スポーツ用メガネと似ています。激しい動きでも全くズレませんが、締め付け感があります。

ズレないフィット感はスポーツには最適ですが、正直、日常使うにはオーバースペックなホールド力だと感じます。

ラバー素材が高いグリップ性能を誇ります。通常、汗をかくと滑りやすくなり、メガネがズレ落ちますが、特殊なラバーは水分を含むとグリップ力が高まり、ズレ落ちを防止します。
テンプルに樹脂素材を一体成型していて、差し色のデザインがオシャレです。

その他の注目機能|βチタンの三つ編み&超撥水コート|
他のアイアスリートの商品にも、様々な機能が搭載されています。
- βチタンの三つ編みテンプル
- 超撥水コート
βチタンの三つ編みテンプル|抜群の柔軟性|

βチタンのワイヤーを三つ編みにしたテンプルが特徴的です。鯖江の職人が培ってきたチタン加工技術を体感できるフレームです。


編み込みチタンのメリットは、360度どの方向にも曲がること。それにより、極上のフィット感を実現しています。
掛け心地だけでなく、どの方向へ力が加わっても耐久性が高く、壊れにくい構造になっています。
三つ編みテンプルのアイアスリートをお店で試着した感想

お店で試着したとき、掛け心地は想像以上に良かったです。
ゼログラより重いですが、快適さはゼログラ以上。ソフトな掛け心地とズレ落ちないホールド感を両立しています。日本のモノづくりの素晴らしさが肌を伝って感じ取れます。
デザインだけ真似した、他社の三つ編みチタンは、ガチガチでした。眼鏡市場のβチタンの三つ編みテンプルは、圧倒的な装用感です。
超撥水コート|お手入れ簡単&高耐久|

- 汚れが付きにくい
- 汚れが落ちやすい
- コートが硬く、傷がつきにくい
フレームの表面処理に「超撥水コート」が施されているモデルがあります。
これも鯖江が培ってきたメッキ技術です。汚れが付きにくいと同時に付着した汚れが落ちやすいので、アクティブなシーンで使った後のお手入れが簡単になります。
撥水コートは通常のコーティングより硬いので、傷にも強いというメリットがあります。万が一、落としてしまっても、メッキ剥げのリスクが減ります。
アイアスリートの素材について|鯖江の技術が凝縮|

- バネ性が高い
- 折れにくい
- メッキの耐久性が高い
- メッキの質感がいい
ポリフェニルサルフォンという高機能素材を採用しています。素材自体はそこまで特別ではありません。
立体的なデザインでも折れにくい、ウルテムの上位互換という位置づけの素材です。

眼鏡市場のスゴさは、ポリフェニルサルフォンに施すメッキ技術にあります。世界最高峰のチタン表面処理技術を誇る鯖江で、金属に施すメッキ処理と同じ方法で色をつけています。
表面が硬いので傷つきにくく、密着性も高く、メッキの強度が金属並みです。滅多に剥げたり、割れたりしません。
耐久性のある表面処理を施しているので、傷や汗や皮脂に強くスポーツに最適というわけです。
見た目も、光沢が明らかに違います。メタリックな高級感が漂います。
アイアスリートのデメリット|使ってみて分かったこと|
大人気のアイアスリートですが、デメリットがあります。
基本的にラバーは劣化が早いです。特に汗や皮脂、紫外線や熱によって劣化します。
- 汗や皮脂
- 紫外線や熱
- 湿気

普通に使っていて、4年くらいでラバーがベトつき始めました。毎日、水洗いしていましたが、劣化してしまいました。
長持ちさせるために、ラバー部分の汚れをふき取ることが重要です。ラバーに汗や皮脂が付着していると化学変化を起こします。
また、ドライヤーなどを近づけすぎないように注意が必要です。熱で変性してしまいます。劣化すると、ラバーがベタベタしてきたり、フレーム本体から外れたりします。
ラバー素材の耳当ての寿命は使用環境や汗や皮脂の性質によるので、一概には言えません。ラバーの寿命は、大体2~3年と言われています。実際、メガネのフレームのメッキがすぐに剥げてしまう人がいます。汗や皮脂の酸が強い人がいるようです。
眼鏡市場のアイアスリートの評判・口コミ
Twitter上にあるアイアスリートの評判、口コミをまとめました。
悪い口コミには「壊れた」との声がありました
「ズレない」と良い口コミが多かったです。レディースモデルの展開はありますが、男性の購入者が多いようです。全体的にアイアスリートの評判はいいです。
「メッキが剥がれた」との口コミがありましたが、商品を見たら古い商品で、素材はステンレス製でした。今のアイアスリートにはチタン製なので、メッキ剥げのリスクは低いです。
実際の口コミを見る
今日はコンタクトにするのが面倒くさくて最近新調した眼鏡をかけて全力TT
— Hrk (@GiantTCRad2) June 27, 2021
眼鏡市場のi-ATHLETE(アイアスリート)
サイクルジャージが重くなる程汗かいたけどズレる事もなく快適だった
今後は夕方以降のライドならコレでええかも#ロードバイク #アイアスリート #眼鏡市場 pic.twitter.com/brKqDANJYV
キングカズーのCMみて見に行っただけがwww
— 裕樹(ユーキ) (@Lexotan8) June 27, 2020
アイアスリートの眼鏡買っていたwww
軽い!明日の練習から早速 pic.twitter.com/w8cMdfSrIR
個人的にバイクで使いやすいのはシールドに写り込みにくい黒フレーム、メーターとか下方を見る時に邪魔にならないようにレンズの下側にフレームがないやつ。かな。
— †ねこビール†👼 (@m1steelhelmet) January 3, 2022
眼鏡市場のアイアスリートが1番しっくりきたけどフレームが白いからシールドに写り込んでそれだけが不満だったな。
お客さんと話しているとき、ズレてきたのでつるを持って上げようとしたら、ポキッと折れた。
— わくいふみあき@長野県小布施町 (@wakui_gyo) August 19, 2020
お客さんも私も、えっ?!と驚く。
買ってからまだ7ヶ月。しかも、アイアスリートというスポーツ時の使用を意識したモデル。
明日、眼鏡市場に行かなくては。 pic.twitter.com/O1aeAqgJZO
アイアスリートはスポーツに使えるのか?

スポーツ用のメガネには、より高い安全性が求められます。スポーツの種類や強度によって、求められる安全性が変わります。
アイアスリートはスポーツに適した特徴はありますが、完全なスポーツ用メガネではありません。
アイアスリートはゴルフやランニングに最適
激しいスポーツに求められるメガネの最低条件は、「すべてプラスチックであること」。
クリングス(鼻パッドを留める針金パーツ)がついていたり、金属を使っていると危険です。

ゴルフ、ボーリング、軽いランニングなどには最適です。頭を振ってもメガネが動かないので、すごく使いやすいと感じます。
でも、接触の多いコンタクトスポーツには使えません。ラグビー、サッカー、フットサル、バスケットボール、野球などに使うのはオススメできません。