
クリップオンサングラスは、普段使っているメガネをサングラスに変えられる便利なアイテム。

カラーレンズをクリップで留めるだけの簡単な作りです。2,000円くらいの価格帯のものが多く、気軽に購入できます。
でも、購入してから、「サイズが合わない」「見た目がイマイチ」と思う人は意外と多いもの。
今回は、クリップオンサングラスの種類を紹介し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。各商品の特徴を知れば、自分に合うものを選べるようになります。
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クリップオンサングラスに共通するメリット・デメリット

クリップオンサングラスには様々な種類がありますが、共通するメリットとデメリットがあります。
下の画像のようなメガネの上から掛けられるサングラスのことをオーバーサングラスといいます。

メリットとデメリットを詳しく解説します。
メリット①安い
クリップオンサングラスは、度付きサングラスやオーバーサングラスより安いです。
それぞれの商品の相場価格は次のようになります。
種類 | 価格 |
クリップオンサングラス | 2,000~4,000円 |
オーバーサングラス | 4,000~8,000円 |
度付きサングラス | 8,000円~ |

安いクリップオンサングラスは日本のメーカーのものでも1,000円くらいで購入できます。
メリット②持ち運びに便利
クリップオンサングラスは、薄くて軽いので、持ち運びしやすいです。小さいカバンにすっぽり収納できます。

サングラスはかさばるので、荷物が減るのは嬉しいポイント。
デメリット①上下左右から光が差し込む
メガネとクリップオンサングラスの間に隙間があるため、上下左右から差し込む光をガードできません。

オーバーサングラスは目を覆うような形状をしているので、顔にフィットし、上下左右の光の差し込みをガードします。

デメリット②重い

フロントにカラーレンズをクリップで取り付けるため、フロントに重心が偏ります。
鼻へズシリと重みを感じます。鼻の負担が大きく、重いメガネが苦手な人は違和感を感じると思います。
デメリット③壊れやすい
軽量化のために、極力パーツを減らし、クリップ部分にはプラスチックパーツが使われています。
基本的にクリップオンサングラスは強度が低いです。軽さと強度はトレードオフの関係にあります。
値段が安く気軽に使える簡易サングラスといった位置づけです。
デメリット④眼鏡に装着できない場合がある
クリップサングラスにはメタルフレーム用とプラスチックフレーム用の2つのタイプがあります。

メタルフレーム用のクリップサングラスをプラスチックフレームに装着すると、上手く挟み込めません。

また、ツーポイントというレンズをネジで固定するタイプのメガネにも装着できません。クリップがネジにぶつかってしまいまいます。


クリップオンサングラスの選び方【種類とそれぞれの特徴】

クリップオンサングラスには大きく分けて2種類あります。
- 固定タイプ
- 跳ね上げタイプ
それぞれのタイプを比較しながら、メリットとデメリットを詳しく解説していきます。
固定タイプのメリットとデメリット

固定タイプは、前掛けサングラスをメガネにクリップするだけのもの挟み込むだけ。跳ね上げ機構はありません。
固定タイプのメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
跳ね上げ式と比べると、シンプルな構造の固定タイプのクリップオンサングラスには、次のようなメリットがあります。
- 軽い
- スッキリした見た目


掛け心地が良く、見た目がスマートなアイテムです。

特に見た目の点でクリップ部分(つまみ)が小さいので、ごちゃごちゃした見た目にならないのが良いですね。
デメリット
使い勝手の面でデメリットが1つあります。それは、使わないとき取り外さないといけないこと。
運転中にトンネルに入ったときなど、素早く取り外しできなくて困ることもあります。焦って取り外しに失敗して、メガネを落としたりすると事故になりかねません。
跳ね上げタイプのメリットとデメリット

跳ね上げタイプは、クリップ部分に跳ね上げ機構を持たせたもの。固定タイプに蝶番(ちょうつがい)パーツがプラスされています。
跳ね上げタイプのメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
固定式と比べると、跳ね上げ式のメリットは次のようなものです。
- ワンタッチでレンズを跳ね上げ、クリアな視界を確保
- つまみが大きいので、取り外しやすい


運転中にトンネルに入った時や釣りで仕掛けをいじるときなどにワンタッチでカラーレンズを跳ね上げて、クリアな視界を得られます。

煩わしい着脱から解放されますね。
デメリット
運転・釣りなどではとても便利ですが、デメリットとして次の2つが挙げられます。
- 重い
- 不細工
跳ね上げ機構を持つパーツがある分、固定式よりも重くなります。

パーツが増えるとブリッジ付近がごちゃごちゃした印象になります。

クリップオンサングラスのおすすめブランド4選

おすすめのクリップオンサングラスメーカー(ブランド)は次の4社。
- 山本光学(SWANS)
- 名古屋眼鏡(KEEPER)
- アックス
- コールマン
上記の4社は実績があり、信頼できます。コールマンは海外ブランドですが、日本の光学メーカーがライセンス製造しています。
4社の特徴を簡単にまとめると次のようになります。
ブランド | レンズ性能 | 価格 | 耐久性 |
SWANS | 2,500円 | ||
KEEPER | 2,800円 | ||
アックス | 2,600円 | ||
コールマン | 1,200円 |
レンズは偏光シートを曲げた簡単なもの。その中でも、SWANS、KEEPER、アックスの偏光度が99%以上と光学性能に優れています。
SWANSの耐久性に関しては、跳ね上げタイプは丈夫なのですが、固定タイプは脆いことを踏まえた評価です。
それぞれのメーカーのクリップオンサングラスを紹介していきます。
山本光学(SWANS)

大手メガネメーカーの山本光学のオリジナルブランド「SWANS」はアスリートからも愛用するほど。品質は折り紙付き。
Amazonのクリップラングラスのランキング1位を獲得しています。

固定タイプも跳ね上げタイプもクリップ部分が他社製品よりコンパクトです。

付属の合皮ケースも薄く、持ち運びに便利です。ケースの質感が良く、ブランドロゴの箔押しが高級感を演出しています。

ペラペラのケースなので、雑に扱うと破損する可能性があります。
固定タイプはAmazonオリジナル商品
固定タイプは、Amazonのオリジナル商品。軽量化を追求したモデルで重さわずが4.9g。鼻にズシリとした重さを感じない軽さが魅力です。

ただし、山本光学の通常製品に比べて耐久性に劣ります。
グリップ力が弱く、メガネに引っ掛ける感じで留まります。ちょっとした動きでズレてしまいます。

それに、中央のブリッジ(左右レンズを繋ぐパーツ)が低い位置にあるので、対応できるメガネは限られます。

上の画像のように、カラーレンズが下までカバーできない場合が多いと思います。
名古屋眼鏡(KEEPER)
名古屋眼鏡は、花粉メガネのスカッシーなどが人気の眼鏡商社。「KEEPER」というブランドのクリップサングラスを販売しています。


プラスチックパーツとラバーパーツがクリア色なので、目立ちにくいのがいいですね。

ケースが水に強いビニール製だから、釣りに最適です。

レンズが大きいので、9.2gあります。使用されている素材は山本光学のものと同じなので、重さの違いは、レンズの大きさによるものです。

アックス

アックスは、大阪の老舗サングラス製造メーカー。ニッチな商品開発で山本光学と差別化をしています。
プラスチックフレーム専用のクリップサングラスが大人気です。
クリップ部分が隠れているので、スッキリした印象になります。



レイバンのサングラスに似ていますね。ミラーコートが施されていてオシャレです。
付属のハードケースが、クリップサングラスをしっかり保護してくれます。

胸ポケットに収まるほどコンパクトです。

クリップのパーツにプラスチックが多く使われているので、耐久性に不安があります。跳ね上げ機構を持つ蝶番(ちょうつがい)も樹脂製です。



簡易な構造のため、軽いのはいいですね。

コールマン

コールマンの眼鏡関連用品は、ハート光学という福井の会社がライセンス製造しています。
今回紹介するメーカーの中で、断トツで安いです。中国製になりますが、1,000円ほどで購入できるのは魅力的です。
日本製の名古屋眼鏡と山本光学の商品と作りは同じです。

薄型合皮ケースがセットになっています。

SWANSのケースよりもしっかりしていますが、クリップオンサングラスを収納すると、かさばります。

サイズが小さいので単純比較はできませんが、軽さの点でも山本光学と名古屋眼鏡の商品と変わりありません。

【まとめ】クリップオンサングラス おすすめブランド4選

今回は、「クリップオンサングラスの選び方」と「おすすめクリップオンサングラス」について解説しました。
クリップオンサングラスは、店舗には品揃えが少ないので、ネットショップで購入するケースが多いと思います。
手持ちのメガネに装着して確認できないため、購入をためらうことも。
それぞれのタイプのメリット・デメリットを理解することで、失敗するリスクを減らせます。
この記事が、クリップオンサングラスの購入を検討している人に役立てば幸いです。