- 鼻パッドはどこで手に入る?
- 鼻パッドは定期的に交換したほうがいいの?
- 自分で鼻パッドを交換しても問題ない?
メガネの鼻パッドは使っているうちに劣化する消耗品です。
購入店に行けば、無料で交換してくれますが、
- 買ってから数年たつので鼻パッドだけ交換してもらうのは気が引ける
- メガネを売りつけられるのではないか
という思いから、メガネ屋さんに行くのをためらっている人も多いのではないでしょうか。
メガネ屋さんとしては鼻パッドの交換で来店するお客さんはウェルカムですし、接客も以前のようなベッタリくっついてくる百貨店スタイルではなくなりました。
なので、メガネの調子が悪くなったら、心配せずに気軽にメガネ屋さんに行くことをオススメします。
とはいえ、メガネ屋さんに行く時間がない人やメガネ屋さんに行きたくない人もいるかと思います。
そこで今回はメガネの鼻パッドを購入できるショップをご紹介します。あわせて、鼻パッドを定期的に交換したほうがいい理由を解説します。
メガネの鼻パッドはどこで売ってる?
メガネの鼻パッドを販売しているのはメガネ屋さんとAmazonや楽天などのネットショップだけです。
100均には鼻パッドクッションはありますが、鼻パッドの取り扱いはありません。100均のズレ落ち防止パッドについては次の記事でくわしく解説しています。
ここでは、メガネ屋さんの有料の鼻パッドとネットで販売されている鼻パッドについて解説します。
メガネ屋さんの有料の鼻パッド
メガネ屋さんではさまざまな鼻パッドを在庫しています。
ベーシックな鼻パッドなら無料で交換してくれます。ほとんどのショップではシリコンの鼻パッドも無料です。
メガネ屋さんではサービス用鼻パッドだけでなく、販売用の鼻パッドも取り扱っています。
有料の鼻パッドは次のような特殊で性能が良いタイプになります。
- 体温でパッドの形状が変わり鼻にフィットするタイプ
- アレルギーを引き起こしにくい自然素材やチタン素材のタイプ
ただ、販売用の鼻パッドは種類が少ないので、好みのものが見つからないかもしれません。
鼻パッドの種類については次の記事でくわしく解説しています。
ネット通販の鼻パッド
意外に思われるかもしれませんが、鼻パッドはネットですごく売れる商品です。
Amazonや楽天では、メガネ屋さんが使う業務用鼻パッドを小分けにして販売しているショップがあります。
Amazonで「鼻パッド」というキーワードで商品検索すると、100種類以上の商品がヒットします。
たくさんの中からえらびたい場合、Amazonや楽天のネット通販がオススメです。
粗悪品を販売する中国業者だけでなく、アリババから仕入れた鼻パッドのパッケージだけ変えて自社オリジナル商品として販売する日本の業者がいます。
ネットの鼻パッドのせいで顔に怪我をしたり、アレルギー反応で皮膚がただれたりという被害にあってしまった人がたくさんいます。
ネットで鼻パッドを購入するときは、販売者とメーカーをチェックするようにしましょう。「サンニシムラ」「パール」などの日本メーカーの鼻パッドが安心で安全です。
次の記事ではオススメの鼻パッドをご紹介しているので、よかったらご覧ください。
定期的に鼻パッドを交換したほうがいい理由
直接肌に触れているメガネの鼻パッドは消耗品。使っているうちに少しずつ劣化していきます。
鼻パッドの寿命は、
- ハードパッドで2年
- シリコンパッドで1年
程度と言われています。
寿命といっても壊れるわけではありません。性能が落ちたり、汚れが目立ってきたりします。
定期的に鼻パッドを交換したほうがいい理由は次の3つ。
- 変色して汚らしい印象になる
- 汚れが付着して肌荒れを起こす可能性がある
- 表面が摩耗して滑りやすくなる
見た目が悪くなる
鼻パッドは紫外線・汗・皮脂を吸収して変色します。
鼻パッドの寿命をのばすコツは、メガネを使わないとき汗・皮脂・ファンデーションを拭き取ってからケースにしまっておくことです。
透明度が高くクリアな鼻パッドがいちばんです。白くにごっていたり、黄ばんだりした鼻パッドからは不潔感が漂います。
不衛生になる
鼻パッドの表面に細かい傷がつくと、傷のすき間に雑菌が繁殖したり、汚れがたまり不衛生になります。
表面のキズが物理的に肌を傷つける可能性もあります。
不衛生な鼻パッドは肌の炎症の原因になります。
ズレ落ちやすくなる
メガネがズレ落ちるのは、鼻パッドの劣化が原因のことがあります。
鼻パッド表面が摩耗してツルツルになると、グリップ力が弱まりメガネが滑りやすくなります。
鼻パッド表面の摩耗は目で見てチェックできないので、滑りやすくなってきたと感じたときが交換のタイミングです。
メガネ屋さんで鼻パッドを交換すべき理由
鼻パッドはネジでとめているので、精密ドライバーがあれば自分で交換できます。
ただ、鼻パッドを自分で交換する場合は次のようなリスクがあります。
- メガネが破損する/レンズに傷がつく
- 見え方に違和感を感じる
- 鼻が痛くなる/ズレ落ちる
メガネが破損する・レンズに傷がつく
ドライバーを強く回しすぎたり、斜めに回したりすると、ネジの頭がつぶれてしまいます。
メガネに使われるネジはすごく小さいので、ネジの頭がつぶれると自分で抜くことはむずかしいです。
また、ドライバーの刃先をフレームやレンズにぶつけて、メガネに傷をつけてしまう可能性もあります。
フレームのメッキが剥がれた場合の再メッキ修理は、安くても6,000円以上かかりますし、傷ついたレンズは修理できません。
傷がついたレンズは光の当たり具合によってチラツキが発生して、見えづらくなります。
見え方が変わる
鼻パッドの大きさや形状はさまざまです。
同じ種類の鼻パッドに交換する場合は見え方が変わることはありません。
下の画像でわかるように、種類の違う鼻パッドに交換すると、鼻パッドが鼻に当たる位置が変わり、メガネの位置が変わります。
厚みのある鼻パッドの場合、目とレンズまでの距離が離れるので見え方が変わります。
上下にズレると、黒目がレンズの中心からはずれ、見えにくさを感じることがあります。
鼻が痛くなる・ズレ落ちる
鼻パッドの調整はむずかしいものです。
メガネ屋さんは専用工具を使って鼻パッドの位置を調整します。自分の手で鼻パッドを調整するのは至難の業。
パッドの調整はメガネの掛け心地に大きな影響をあたえます。
左右の鼻パッドが鼻に当たる面積が大きくなるほど、鼻当たりが柔らかくなります。
反対にパッドの形状が鼻に合わず、パッドと鼻の接地面積が少ないと鼻の痛みの原因になります。
鼻パッドがしっかり面で当たっていても、鼻バッドが鼻に乗っかるように(鼻でメガネを支えるように)調整しないと、メガネがズレ落ちやすくなります。
【まとめ】
今回は、鼻パッドはどこで買えるのかについてや鼻パッドを定期的に交換すべき理由について解説しました。
鼻パッドはネットで買えるので、自分で交換できます。
ただ、リスクがあるのでメガネ屋さんに持ち込んでプロに任せたほうが安心です。
お店の在庫から最適な鼻パッドをえらんだうえで、鼻パッドが鼻に面でしっかり当たるようにフィッティングしてくれます。
鼻パッドはつねに肌に触れている消耗品なので、定期的な交換が必要です。鼻パッドを交換することで見た目も掛け心地も良くなります。
おすすめの鼻パッドと鼻パッドの種類については次の記事でくわしく解説しています。
メガネのネジの締め方とメガネのネジのサイズについては次の記事でくわしく解説しています。