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100均の老眼鏡は大丈夫?目に悪い?疲れる?100均で十分?口コミは?

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100円ショップでは、様々な種類の老眼鏡が販売されています。

安いメガネ屋さんでも、メガネを作るのに5,000円ほどしますし、度数が変わるたびに買い替えると、けっこうお金がかかります。

100均の老眼鏡を選ぶ人が多いのも理解できます。ただデメリットを知らないと、大切な目にストレスをかけ続けてしまいます。

今回は、実際に商品を購入して、100均の老眼鏡はどうなのかを検証しました。100均老眼鏡で十分なシーンやJINSやZoffの既成老眼鏡との違いなどをご紹介します。

目次
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ベストな老眼鏡は?

ベストな老眼鏡は、メガネ屋さんで度数を測ってもらって作るカスタムオーダー品。

見たい距離によって最適な度数が変わるので、店員さんと相談しながら快適な見え方の度数を選べます

近くを見るときに目が内側に寄ることを考慮して、光学中心を目の位置に合わせます。

遠くを見るときと近くを見るときの目の位置の違い

削る前のレンズは真ん丸の形をしていて、レンズの中心で度数が出ます。

光学中心と目の位置が合っていると、見やすく疲れにくいです。

100均の老眼鏡ってどうなの?目に悪い?

メガネ屋さんで老眼鏡を作るのがベストなのはわかっていても、100均の安さと手軽さは魅力的です。

品質は良くありませんが、以前よりはマシになりました。

実際に購入した100均老眼鏡の品質で気になった点をご紹介します。

  • 光学的に問題があり疲れやすい
  • レンズの品質が悪く、クリアに見えにくい

100均の老眼鏡は疲れやすい

100均の老眼鏡は光学的に問題があります。

下の画像は100均で購入した老眼鏡です。左右の光学中心間の距離が70mmと異常に広いですし、左右の光学中心の高さが2mmズレています。

100均の老眼鏡の光学中心のズレ

目の高さが左右違って、左右の瞳と瞳の距離(瞳孔間距離/PD)が72mmくらいの人ならよく見えます。ですが、ほとんどの人には見えにくい老眼鏡です。

瞳孔間距離(PD)については次の記事で詳しく解説しています。

手元のものを見る場合、目が中央に寄るため、瞳孔間距離は短くなります。なので、既成老眼鏡の光学中心間距離はもっと狭く設定するべきです。

光学中心と目の位置が合わないので疲れやすいです。

クリアに見えにくい

レンズにチラツキ防止のコーティングが施されていません。モニターや蛍光灯の光が反射して眩しく感じます

レンズがクリアでなく、少し白っぽく透明度が低いです。そもそも、レンズの素材がアクリルです。下敷きの素材ですね。劣化しやすく、だんだん白くなったり黄ばんできます

割れたり欠けたりしやすいというデメリットもあります。

以前の100均老眼鏡のクオリティー

カスタムオーダー老眼鏡をネット販売していた業者の人から聞いた話ですが、昔の老眼鏡のクオリティーはもっと低かったようそうです。

具体的に次のような品質問題を抱えていました。

  • 表記度数と違う度数のレンズが入っている
  • 左右レンズの光学中心が大きくズレている
既成老眼鏡の光学中心のズレ

+2.00の老眼鏡なのに、+3.00のレンズが入っていたり、左右の度数が違うことがあったようです。

左右レンズの光学中心の高さが大きくズレていたり、光学中心が左右でバラバラだったりと、品質に問題を抱えていました。

ちなみに、この話を教えてくれた業者はレンズメーカーのレンズは高いという理由から、枠がデカい100均の老眼鏡のレンズを削って別のフレームにはめて販売していました。通常のレンズ加工機ではアクリルレンズは削りにくい、と文句を言っていました。

既成老眼鏡のデメリット

100均の老眼鏡に限らず、既成老眼鏡にはデメリットが2つあります。

  • 自分に合った度数が選べない
  • レンズを目の位置が合わせられない

自分に合った度数が選べない

既成老眼鏡は左右のレンズが同じ度数なので、自分の目に合わない可能性があります。

左右の度数が違う人の場合、どちらかの目にストレスをかけてしまいます。

また、メガネ屋さんのレンズの度数は0.25刻みですが、既成老眼鏡は0.50刻みなので、自分にピッタリの度数が見つかりにくいです。

既成老眼鏡は乱視度数は用意されていないので、乱視がある人は見えづらさを感じます。

レンズを目の位置が合わせられない

左右の目と目の距離や高さは人によって違います。

レンズの光学中心と目の位置を合われると快適に見えるのですが、既成老眼鏡は万人向けに作られたものなので、一人ひとりに合わせられません。

見え方に違和感を感じ、使っていると疲れます。違和感を感じなくても、知らず知らずのうちに目に負担をかけています。

眼鏡屋さんの既成老眼鏡との違い

メガネ屋さんもパッケージ商品である既成老眼鏡を販売しています。一見、同じように見えますが、100均の老眼鏡とは全く別物です。

大きな違いは次の3つ。

  • メガネ本体の品質
  • レンズの品質
  • レンズの入れ方

メガネ本体の品質

まずメガネ本体の品質が違います。100均のフレームに使われているプラスチックはいかにも安そうな硬いプラスチック

JINSやZoffの老眼鏡は、弾力性があり柔らくて掛け心地が良いです。

レンズの品質

レンズに関しても、100均がアクリルなのに対し、JINSやZoffの既成老眼鏡は度付きメガネに使われている光学レンズです。

透明度・耐久性・歪みの点で、JINSとZoffの既成老眼鏡のほうが優れています。

レンズの入れ方

JINSとZoffの老眼鏡のほうが見やすいです。

下の画像は、100均とJINSの既成老眼鏡のレンズの光学中心の位置の比較です。JINSの老眼鏡は、光学中心を内側にズラしています。

100均とJINSの老眼鏡の光学中心間距離の比較

万人に向けた既製品なので、おひとりおひとりの目の位置と光学中心を完ぺきには合わせられませんが、JINSの老眼鏡は光学中心がフレームの外側にある100均老眼鏡よりマシです。

フレームの大きさはほぼ同じですが、光学中心距離が1cmも違います・・。100均の72mmは広すぎです。

JINSとZoffの老眼鏡の比較については、次の記事で詳しく解説しています。

100均で十分と思える使い方

100均の老眼鏡は集中して新聞や本を読むときなど、長時間の使用はオススメできません。

ですが、トラブルが起きにくく便利な使い方や100均で十分なシーンもあります。

  • 必要なとき短時間使用する
  • 何本か購入して必要な場所に置いておく
  • 普段の老眼鏡を忘れて出先でやむなく購入

必要なとき短時間使用する

5分、10分の短時間の使用であれば重大な被害はないかと思います。

具体的には、お化粧で眉毛を描くとき針に糸を通すときだけ間に合わせ的な使い方をするなら目が疲れるということはないと思います。

ただ、短時間の使用であっても違和感を感じやすい人もいます。また、違和感を感じなくても知らず知らずのうちに目に負担をかけています。

何本か購入して必要な場所に置いておく

100均のメリットは安さです。何本か購入して洗面台、リビング、寝室に置いておくと便利です。必要な時に老眼鏡を探す手間がなくなります。

軽い折りたたみ式の老眼鏡をお出かけ用のカバンに入れておいてもいいかもしれません。

100均の折りたたみ老眼鏡

普段の老眼鏡を忘れて出先でやむなく購入

目が悪い人はメガネがないと遠くが見えないので、メガネを忘れて出かけるということはありません。一方、老眼鏡は手元を見るときしか掛けないので、置き忘れしやすいです。

老眼鏡を忘れて出先で必要になった場合、既に老眼鏡を持っているのに、高い老眼鏡を買うのはもったいないです。100円ショップで購入すれば、出費を抑えられます。

100均以外にもホームセンター、コンビニ、ドラッグストア、雑貨屋さんなどでも販売されています。

100均の老眼鏡の評判・口コミ

Twitter上にある100均の老眼鏡の評判と口コミをまとめました。

ずっと使っている」「眼科から100均老眼鏡を勧められた」という良い口コミがありました。

悪い口コミには、「歪んで見える・酔いそう」「透明度が低い」「頭痛や吐き気がする」というものがありました。

評判・口コミを見る

まとめ

今回は、100均の老眼鏡について解説しました。

100均の老眼鏡は万人向けに作られた既製品のため、自分の度数や目の位置に合わない可能性があります。自分に合っていない老眼鏡の使用は、目にストレスをかけ、目の疲れに繋がります。

ちょっとの使用なら問題ありませんが、集中して作業したり、読書したりする場合、100均の老眼鏡はオススメできません。

快適な見え方の老眼鏡が欲しい場合、メガネ屋さんで検眼して老眼鏡を作成するのがベストです。

自分の見たい距離に合わせた最適な度数を選べますし、近くを見るときの目の位置にレンズの光学中心を合わせてくれます。自分に合った老眼鏡を使用することで、目の疲れを軽減できます。

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