通常のメガネには鼻パッドか一体型の鼻あてがついており、メガネを鼻と耳で支える構造になっています。
鼻パッドなしのメガネはかなり珍しいので、かけたことがないという人がほとんどだと思います。
価格が高いこともあり、メリットとデメリットがわからないと、なかなか購入に踏み切れませんよね。
そこで今回は、鼻パッドがないメガネのメリットとデメリットについて解説します。
鼻パッドがないメガネのメリット
鼻パッドがないメガネのメリットは次の5つです。
- 鼻に跡が残らない
- 鼻が痛くならない
- メイクが崩れない
- スッキリした見た目
- レンズを拭きやすい
それぞれくわしく解説していきます。
鼻に跡が残らない
メガネを外したあとに鼻に跡が残るのは見た目がよくありませんよね。
若い人の場合、メガネ跡は残りにくいですが、年齢を重ね、肌に弾力がなくなるにつれて、メガネ跡が消えるのに時間がかかります。
鼻パッドなしメガネのフロント部分は浮いた状態なので、鼻に跡が残りません。
次の記事では鼻に跡が残りにくい鼻パッドをご紹介しています。
鼻が痛くならない
鼻パッドが鼻に圧力をかけることで、痛みを感じることがあります。
一般的なメガネの場合、鼻で7割、耳で3割の重さを支えています。
鼻パッドがないメガネは鼻への負担がゼロなので、鼻の痛みから解放されます。
メイクが崩れない
メイク崩れはメガネにまつわるストレスのひとつ。
鼻パッドに化粧がくっついたり、メガネがズレることで化粧がヨレたりしますよね。
鼻パッドなしメガネはメイク崩れの心配はありません。
次の記事ではメイクが崩れにくい鼻パッドをご紹介しています。
スッキリした見た目
正面から見たとき、スッキリした見た目になります。
一体型の鼻あてよりも、さらにスッキリした印象をあたえます。
レンズを拭きやすい
鼻パッドが邪魔になり、レンズの内側は拭きにくいと感じることがあります。
汚れの拭き残しがあると、不潔な印象を与えてしまうことも。
鼻パッドなしメガネはレンズを隅々まで拭きやすいというメリットがあります。
キレイなレンズは清潔感がアップします。
鼻パッドなしメガネのデメリット
「鼻に跡が気になる・鼻が痛い」と悩んでいる人にとっては、鼻パッドがないメガネは悩みを解消してくれる便利なアイテムですが、デメリットもあります。
鼻パッドなしメガネのデメリットは次の8つです。
- メガネが安定しない
- 装着するのがむずかしい
- メガネがズレる
- こめかみの不快感
- ピッタリのサイズが見つかりにくい
- サイドからの見た目が微妙
- 値段が高い
- 折りたたむとき面倒
デメリットを知らないと、購入したあとに後悔するかもしれません。
それぞれくわしく解説していきます。
メガネが安定しない
鼻パッドなしメガネの最大のデメリットは上下の動きに弱いこと。
耳でメガネを支えて、チークパッドで顔をはさんでメガネを固定していますが、構造上、どうしても宙に浮いているフロント部分が安定しません。
視界がグワングワンするので、歩きながらの使用はきびしいと思います。
座っていても何か作業をすると、メガネが揺れます。歩いているときよりはマシですが…
揺れの感じ方は人それぞれでしょうが、わたしはキーボードを打つ振動でもダメでした。
装着するのがむずかしい
メガネを装着するのがむずかしく、正しい位置にセットするのに微調整が必要です。
コツをつかむまでは鏡を見ながら、ベストな状態を探すことになります。
メガネがズレる
鼻パッドの役割はメガネがズレないように下から支えること。
鼻パッドがないメガネは、とうぜんズレ落ちやすくなります。
メガネがズレると、フロント部分が頬に当たってしまいます。
それほど不快というわけではありませんが、笑ったときに頬が盛り上がり、メガネがカタカタ動くのが気になります。
パッドの針金パーツを調整して幅を狭くすれば、ズレ落ちにくくなりますが、掛け心地はきつくなります。
こめかみの不快感
こめかみを押さえつけられるので、圧迫感があります。
チークパッドの形状や大きさにもよりますが、ギュッとツボ押しされているような感覚です。
慣れの問題かもしれませんが、わたしは苦手です。
一日中かけていると、こめかみが痛くなったり、頭痛になったりするかもしれません。
ぴったりのサイズが見つかりにくい
鼻パッドがないメガネはニッチな商品です。
メガネ屋さんであまり置いていませんし、置いていたとしても数種類ほど。
限られた選択肢の中から自分に合った商品を見つけるのはむずかしいでしょう。
サイドからの見た目が微妙
フロントからの見た目はスッキリしていますが、サイドからの見た目は微妙です。
チークパッドの針金パーツが気になるという人もいるかもしれません。
値段が高い
鼻パッドがないメガネを購入する場合、ある程度の出費は覚悟しないといけません。
どの商品もたいてい2万円以上しますし、スペックを考えると割高感は否めません。
しかもサイドのパッドを固定する針金パーツだけ日本で取り付けて日本製を謳うエセ日本製をたくさん見かけます。
メガネをたたむとき面倒
左右のつるのどちらかを先にたたむと、針金パーツが引っかかり、片方のつるが浮いて綺麗に収まりません。
この状態でメガネを置くと、グラつき不安定になります。
左右のつるを同時にたたむと、綺麗に収まります。
ただ、同時にたたむのは面倒くさいなあ、と感じてしまいます。
眼鏡市場の鼻パッドなしメガネ「eyerouge」のレビュー
ここでは、購入した眼鏡市場の鼻パッドなしメガネについて簡単にレビューしていきます。
購入した商品はERG-319。価格は23,100円。
eyerougeは眼鏡市場のオリジナルブランドで、2種類の鼻パッドなしメガネが今でも販売されています。
(※ERG-319は廃番)
- ERG-P325
- ERG-P326
実際に使った感想:パッドのアタリが強い
眼鏡市場のeyerougeのチークパッドの形状は丸いので、肌への圧迫感が強めです。
もう少しフラットな形状のほうが、肌と接着する面積が広くなって、当たりが柔らかくなるのでは、と思います。
現在販売されているモデルのチークパッドも同じ形状です。
鼻パッドなしメガネはどこで買える?
眼鏡市場やJINSなどの大手メガネチェーンでも鼻パッドなしメガネを取り扱ってはいます。
ただ、全店で在庫を置いているわけではありませんし、数種類しかありません。
鼻パッドなしメガネの購入を検討しているなら、NEOJINやChoco See(鼻パッドなしメガネのブランド)を取り扱っているメガネ屋さんがオススメです。
たくさんの商品の中から選べるのはもちろんのこと、鼻パッドなしメガネのフィッティングに慣れている専門のスタッフがいるから安心です。
ただ、NEOJINやChoco Seeを取り扱うショップが家から遠い場合、調整のために店舗に通うのが大変になります。
まとめ
鼻パッドがないメガネのメリットとデメリットをまとめると次のようになります。
「メガネ跡が気になる」「鼻が痛い」という人にとっては悩みを解決してくれる便利なアイテムです。
ただ、デメリットがたくさんあるので、鼻パッドがあるメガネのほうが優れていると感じます。
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