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眼鏡の鼻パッドと鼻あて一体型はどっちがいい?鼻あて一体型はズレる?

鼻パッド(鼻あて)はメガネのかけ心地を左右する重要なパーツです。

鼻パッドと鼻あて一体型の2つのタイプがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

今回は、鼻パッドと鼻あて一体型のメリットとデメリットを解説します。

目次

鼻パッド(クリングス付き)のメリット&デメリット

鼻パッドタイプは金属製のメガネフレームによく見られます。

最近はプラスチック製のメガネフレームにも採用されることも多くなっています。

クリングスと呼ばれる針金のようなパーツに鼻パッドをねじ止めしています。

鼻パッドのメリットとデメリットは次のようになります。

メリット
デメリット
  • パッドを交換できる
  • 微調整できる
  • メンテナンスが必要
  • 壊れることがある
クリングス付き鼻パッドがオススメな人
  • 遠近両用メガネを作りたい人
  • ズレ落ちにくいメガネが欲しい人
  • お気に入りのメガネを長く使いたい人

クリングス付き鼻パッドのメリットとデメリットをくわしく解説していきます。

鼻パッドタイプのメリット

鼻パッドタイプのメリットはパッドを交換できることと微調整できること。

鼻パッドを交換できる

お肌に乗せる鼻パッドはどうしても経年変化がおこり劣化します。

そんな時に新品に交換できるのが鼻パッドタイプのメリットです。

購入後のアフターサービスとして、毎年鼻パッド交換の無料券が届いたり、鼻パッドの紛失保証がついていたりします。パッド紛失は割と多い案件ですので地味にうれしいサービスですね。

また、鼻パッドを大中小のサイズ変更ができる点があります。

購入したあとで、掛け心地がうまく合わない場合、鼻パッドの交換とフレームの微調整の合わせ技で解決することがあり、掛け心地のためだけにメガネを買い直す必要はありません。

ねじ止めタイプのクリングスなら、あとから自分で交換することも可能。

店舗まで足を運ばなくてもご家庭で調整できるように鼻パッド用のドライバーをセットに組み込んだ商品もあります。

微調整できる

クリングスは針金状の細い金属ですので、細かいフィッティングができます。

「メガネがズレ落ちてくる」「まつ毛が長くてメガネレンズに当たってしまう」、こんな時も調整OK。

遠近両用メガネで遠くが見にくい、逆に近くが見にくい、こんな時も鼻パッドタイプであれば見えにくさを解消できます。

小さい子どもは皮膚感覚の敏感で鼻骨が柔らかいため、ほんの少しの圧迫でも痛みとしてとらえがちです。鼻パッドタイプであれば、成長に合わせて微調整できますね。

鼻パッドタイプのデメリット

鼻パッドタイプのデメリットはメンテナンスが必要なことと壊れることがあること。

メンテナンスが必要

常に肌に触れている鼻パッドは使っているうちに劣化する消耗品です。

黄ばんできたり、表面がツルツルしてきたりします。鼻パッドの寿命はハードなら2年、シリコンなら1年と言われています。

また、クリングスは調整できる半面、変形しやすいというデメリットがあります。

変形すると見え方に影響が出ます。

メガネを購入したときはレンズの焦点とお客さんの黒目の位置を合わせていますが、クリングスが変形してメガネの掛け位置がズレると、期待どおりの視力が得られません。

メガネは使っているうちに少しずつの変形するので、掛け心地に違和感を感じたらメガネ屋さんでフィッティングしてもらう必要があります。

子どもの場合、遊んでいるときにメガネが歪むケースが多いですね。イジメとかではなく。

小さな子どもの視野は大人よりせまく、活発に動き回るため、友達とぶつかってクリングスが歪んでしまうことがあります。

調整しやすい分、変形もしやすいのがクリングスタイプのデメリットといえます。

壊れることがある

メガネの故障で一番多いのは、開閉パーツ(蝶番)のネジ抜けですが、次に多いのは鼻パッド周りです。

いつのまにか片方のパッドがない、いつのまにかクリングスが曲がっていた、クリングスが折れてしまったなど。

クリングスは細い針金状の金属なので、とても繊細なパーツです。素材や細さによっては少しの力でかんたんに曲がるものもあります。

自然に壊れたということもあるでしょうが、お客さんがご自分でいじれる数少ないパーツ。「自分で壊しました」と正直に自己申告なさるお客さんもよくいらっしゃいます。

そのほうがメガネ屋さん側でも状況が把握できて解決しやすくなります。「朝起きたらメガネケースに入れておいたのにひん曲がっていました」などのオカルトは解決できません。

鼻当て一体型のメリット&デメリット

クリングスのないメガネフレームは基本的にプラスチックフレームのものになります。

少数ながら左右のレンズをつなぐ橋のようなパーツで支えるメタルフレーム(一山メガネ)もあります。

鼻あて一体型のメリットとデメリットは次のようになります。

メリット
デメリット
  • 見た目がスマート
  • 壊れにくく、安全性が高い
  • 掛け心地が変わらない
  • 調整できない
  • ズレ落ちやすい
  • メタルフレームを選べない
鼻あて一体型メガネがオススメな人
  • 見た目にこだわる人
  • ものの取り扱いがあまり丁寧ではない方
  • 活発な子ども・安全性を重視する方

鼻あて一体型のメリットとデメリットをくわしく解説していきます。

鼻あて一体型のメリット

鼻あて一体型のメリットは次の3つ。

  • 見た目がスマート
  • 壊れにくく安全
  • 掛け心地が変わらない

見た目がスマート

鼻当て一体型のいちばんのメリットは見た目がスマートであること。

針金みたいなクリングスと鼻パッドがないので、すっきりした印象を与えます。

壊れにくく、安全性が高い

鼻あて一体型のメガネは子ども用メガネとして人気があります。

人気の理由は壊れにくく安全だからです。クリングスが折れる心配もなく、変形する不安もなく、学校で友達とぶつかってもたんこぶができるだけ。

掛け心地が変わらない

鼻あての変形がないので、購入時の掛け心地が長続きします。

鼻あて一体型のメガネを愛用している人も一定数いらっしゃいます。

鼻あて一体型のデメリット

鼻あて一体型のデメリットは次の3つ。

  • 調整できない
  • ズレ落ちやすい
  • メタルフレームがえらべない

調整できない

鼻あて一体型の最大のデメリットはフィッティング調整ができないこと。

遠近両用メガネのような繊細なフィッティングを必要とするレンズには不向きと言わざるを得ません。

ズレ落ちやすい

鼻あてが鼻にフィットしていれば、快適にかけられます。

しかし、鼻あてと鼻がうまくフィットしていない場合、ズレ落ちやすく使い勝手が悪いメガネになってしまいます。

汗をかく夏場はとくに鼻当てがツルツルすべりやすくなります。

シリコンの鼻あてシールを貼ることでメガネのずり落ちを防止できますよ。

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メタルフレームをえらべない

先述のとおり、鼻あて一体型は基本的にプラスチックフレームにのみ採用されます。

フレームの選択肢が少なくなるのはデメリットと言えます。

まとめ

今回はクリングス付き鼻パッドと鼻あて一体型のちがいについて解説しました。

それぞれメリットとデメリットがあり、掛け心地の好みも人それぞれです。

100点満点のメガネはありません。こちらの長所はあちらの短所。逆もまたしかり。

鼻パッドを意識することで、掛け心地・見え心地がいいメガネをえらべるようになると思います。

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