肌に直接触れるメガネは使っているうちに劣化します。
メガネを着用しているとき、テンプルにはつねに負荷がかかっており、限界を超えると折れることがあります。
今回はメガネのテンプルが折れたときの交換・修理にかかる費用をご紹介します。あわせて、テンプルが折れたときにしてはいけないこと、テンプル調整の値段についても解説していきます。
メガネのテンプルの交換費用
テンプルが折れたときの最もメジャーな対応はテンプル交換です。
大手メガネチェーンでは、商品の在庫があれば、テンプルを交換してくれます。
1万円のメガネのテンプルの値段は2,500円、左右両方のテンプルの値段は5,000円になります。
メガネのパーツの価格はバラバラ
メガネ業界で一般的にテンプルの価格はメガネ1本の25%ですが、ブランドやメーカーによって価格設定は異なります。
片方のテンプルがメガネ1本の50%の価格というブランドもあります。
メガネ1本をバラして片方のテンプルをお店に納品すると、残ったメガネが売り物になりません。
損をしないように、テンプルを割高な価格にして売りたいブランド側の気持ちはわかります。
一方、お客さんを大事にするブランドはアフター用パーツを用意しているので、片方のテンプルの値段がメガネ1本の25%ということが多いです。
店舗に同じ商品があれば、その場で交換できますし、店舗に在庫がない場合でも、数日から1週間ほどでメーカーから取り寄せてもらえます。
修理よりも安く、納期も早いのがテンプル交換のメリットですね。
メガネのテンプルの修理費用
商品に在庫がなく、テンプル交換できない場合、現物を修理するしかありません。
テンプル修理の費用は素材や破損状態によって異なるので、現物を確認してからでないと正確な見積もりはわかりません。
安いメガネでも高いメガネでも修理価格は同じなので、修理するよりも新品を購入したほうがお得なことも。
修理工場の混み具合によりますが、3~4週間ほど納期がかかります。
修理できない素材や状態
メガネの素材や状態、破損個所によっては修理できないことがあります。
次の3つのどれかに当てはまるメガネは修理できません。
- TR-90やウルテムなどの樹脂素材のメガネ
- 乾燥しているアセテート製のメガネ
- 腐食が進んでいるメタルのメガネ
折れた箇所の接合は技術的に可能ですが、仕上がりがキレイにならなかったり、修理したあと強度が保てないため、修理を受けてもらえないことがあります。
テンプルが折れたときにしてはいけないこと
テンプルが折れたときに瞬間接着剤を使うのはNGです。
修理するときに剥がすのが困難で、修理できなくなるケースもあります。
メガネのテンプルを調整してもらう値段
使っているうちにメガネはゆがみます。
ゆがんだテンプルを自分で調整するのはあまりオススメできません。
自分で調整してメガネを壊してしまったというケースをたくさん見てきました。
ほとんどのメガネ屋さんでは、少しのゆがみならその場で無料で調整してくれます。
メガネを踏んづけたりしてゆがみがヒドい場合、修理扱いとなり有料になります。
まとめ
今回はメガネのテンプル折れの修理・交換費用について解説しました。
さいごに、テンプル交換と修理のメリットとデメリットをまとめます。
- 安い(メガネ1本の25%)
- 納期が早い(店頭在庫があれば即日)
- 在庫がないと交換できない
- 高い(7,000~10,000円)
- 納期がかかる(3~4週間)
- 在庫がなくても対応可能
- 素材や破損状態によって修理不可
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