トムフォードのメガネはは新作が次々に発売され、古い品番は廃番になることが多いです。定番商品をメインに据えて販売しているレイバンとは対照的です。
とはいえ、トムフォードにも継続して販売されている定番の人気モデルがいつくかあります。
今回は、トムフォードのアイコン的な人気モデルをご紹介します。あわせてトムフォードのメガネが人気の理由を解説します。
トムフォードのメガネで一番人気【TF5178-F】
TF-5178-Fはトムフォードのベストセラーモデル。2011年に発売されてからずっと一番人気です。
たくさんのモデルがありますが、購入される割合は全体の5割が「TF-5178」、残り半分がそのほかの型番といった印象です。
これほどのボリューム感があるフレームは、野暮ったい印象になりがちです。ところが、TF-5178-Fはスタイリッシュでセクシーな雰囲気を纏っています。
極太テンプルに埋め込まれたメタルバーの飾りがサイドのアクセントになっています。
絶妙なサイズ感、流麗なフロントライン、サイドの「T」アイコンによって黒縁メガネ特有のオタク臭さをかき消しています。
レイバンのウェイファーラーと比べると、ふた回りくらい小さいので、顔に馴染みやすいです。
ミドルサイズながら、フチの太さでボリューム感を演出しています。レイバンのウェイファーラーと同じくらい存在感があります。
鼻パッドの接着部分もレイバンより綺麗です。レイバンのパッドはペタッと取り付けただけですが、トムフォードのパッドは磨き込むことで滑らかな見た目になっています。
モデルによって「T」アイコンの大きさが異なるのですが、どのモデルも絶妙なバランスでさり気なくラグジュアリー感を醸し出しています。
自分に似合うフレームがベストですが、どれにしようか迷ったら、TF-5178Fを選べば間違いありません。
わたしも1本目にTF5178の黒色を買いました。このモデルをえらんで良かったと思っています。
デザインにクセがなくシンプルなので、ビジネスシーンにも馴染みます。
トムフォードのサングラスで一番人気【TF0237】
トムフォードはメガネが中心のラインナップです。サングラスのバリエーションは多くありません。
サングラスで一番人気のモデルは「TF0237」。圧倒的な人気を誇ります。
あまり知られていませんが、「TF0237」と「TF5178」は同じ型です。TF5178のサングラス仕様がTF0237です。
映画「007」でジェイムズ・ボンドが着用しているモデルです。他にも数多くのハリウッドセレブが愛用しています。
ウェイファーラー52サイズよりもふた回りくらい小さく、女性でも掛けられるサイズ感です。ゴツいサングラスはインパクトが強く、きつい印象になることがあります。
TF0237はレンズが小さく、角がない丸みを帯びた形状のため、きつい印象になりません。
記念すべき「T」アイコン初代モデル【TF0058】
2006年に発売された、「T」アイコンのファーストモデルがTF0058です。
正面から見るとTF0237より全体的にボリュームがあります。スッキリとしたシルエットのため、重たさはそれほど感じません。
極太テンプルは無骨でカジュアルな印象になりがちですが、「T」アイコンとテンプル先端のブランドロゴにより、エレガントな印象に仕上がっています。
TF0237に比べると人気はありませんが、トムフォードのアイウェアが世界から注目されるきっかけになった傑作です。
無難なサングラスじゃ物足りないという人にオススメです。
そのほかの人気モデル
トムフォードのメガネは、下の画像のようなボリュームのあるプラスチックフレームのイメージが強いです。人気があったのですが、廃番になりました。ちなみに品番は「TF5013」です。
ハッキリ言って「TF-5178」以外にコレといった人気モデルはありません。他のモデルの人気がないわけではなく、いろんなモデルに人気が分散しているという状況です。
トムフォードのメガネには落ち着いたオトナのイメージがあるので、ウェリントン型(逆台形)が人気です。
お店に来られる方の多くは、まず「TF-5178」のうようなガッツリ系のフレームを手に取ります。しっくりこない場合、最終的に細身のフレームを購入するケースがあります。
最近は細身のスタイリッシュなタイプもたくさんあるので、自分に似合うものを選んでいる印象です。
ここでは細身のタイプをいくつかご紹介します。
細身のウェリントンタイプ「TF5506-F」
最初に紹介するのは「TF5506-F」。スキニーなウェリントン型のメガネです。流行のクラシカルに寄りすぎず、レンズシェイプはベーシック。
小さめの「T」アイコンがアクセントとなり、エレガントな雰囲気を纏っています。
全体的にドレス感があり、スッキリした印象です。
極細のウェリントンタイプ「TF5699-F」
2つ目は「TF5699-F」。極細のウェリントンタイプのメガネです。
「TF5506-F」と同じようなデザインですが、太さがちがうだけで印象はガラリと変わります。「TF5699-F」のほうがフォーマルな印象です。
テンプル(つる)も細いので、横顔をスマートに演出してくれます。
クールに決めたいときに極細ウェリントンはオススメです。
細身のブロウタイプ「TF5794」
ブロウタイプとはフロントの上部が眉毛(アイブロウ)のようなデザインのフレームのこと。
ブロウが太いと古臭い印象になりがちですが、「TF5794」はブロウが細く、モダンな雰囲気を醸し出しています。
メタルのリム(レンズを囲う枠)も細いので、全体的に軽やかな印象です。何よりシルエットが綺麗です。
クラシカルなブロウタイプもトムフォードらしいスマートな仕上がりになっていますね。
レトロモダン型「TF5855」
TF5855はレトロとモダンが融合した個性的なフレームです。
正面から見るとスキニーで華奢な印象を受けます。
でも実は、上から見ると適度な厚みがあります。厚みの差をつけることで、立体感や奥行き感が生まれ、メリハリのあるデザインになります。
鼻パッドの黒で統一されてたカラーリングにより、グッと洗練された雰囲気になっています。
トムフォードのメガネが人気の理由
トムフォードは高級アイウェアの王様の地位に君臨しています。ハイブランドの「DIOR」「GUCCI」「CHANEL」「ARMANI」などよりも人気があります。
トムフォードの人気の理由は次のようなものだと思います。
- セレブがこぞって愛用している
- 洗練されたデザイン
- 普遍的なデザイン
芸能人が愛用している
トムフォードを愛用しているセレブとして、海外ではブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、アンジェリーナ・ジョリーなどそうそうたる顔ぶれ。
日本でも、木村拓哉、福山雅治、中田英寿などの著名人がプライベートで愛用していることで知られています。
TV、映画、SNSなどで憧れの人が掛けているのを見ると、同じブランドが欲しいと思うものです。
実際、わたしが「TF5013」を購入した理由は中田英寿さんが掛けていたからです。
洗練されたデザイン
トムフォードのメガネのデザインは無駄な飾りがなく、シンプルで高級感があります。
掛けるとキリリと表情を引き締め、コーデ全体をワンランク上に引き上げてくれます。
カジュアルにもキレイめにも合わせやすい程よい「ドレス感」を纏った上品なアイテムです。どんなファッションにも合わせやすいことも人気の理由のひとつだと思います。
普遍的なデザイン
レイバンやオリバーピープルズは昔ながらのクラシックスタイルを貫いています。「GUCCI」や「DIOR」などは、最先端のトレンドを取り入れたデザインが多いです。
一方、トムフォードは定番デザインが中心の商品ラインナップ。
流行り廃りのない、誰でもコーデに取り入れやすいデザインだから、幅広い層に支持されているのだと思います。
まとめ
今回は、トムフォードのメガネ・サングラスの人気モデルをご紹介しました。
トムフォードの中で圧倒的な人気を誇るのが「TF-5178-F」。
トムフォードらしさが詰まった定番であり、数多くのセレブが愛用しているモデルです。掛けるとセレブの仲間入りをしたような優越感に浸れます。
スキニーでキレイめのフレームも「T」アイコンがあることで、トムフォードであることはひと目でわかります。
細身のタイプは顔に馴染みやすいので、サラッと掛けやすいと思います。