
意外に思われるかもしれませんが、フランスはメガネの産地です。ジュラ地方は、日本の鯖江のようなメガネの町として知られています。
フランス発祥の眼鏡ブランドには、新興のデザイナーブランドと伝統ある眼鏡ブランドの2つに分かれます。
デザイナーブランドは、一目見ただけでどこのブランドかわかるほどの個性的なデザインが特徴です。
一方、伝統ある眼鏡ブランドは、本格的なヴィンテージデザインを踏襲したデザインが特徴です。
今回は、日本でも人気があるフランスの眼鏡ブランドをご紹介します。
Lesca(レスカ)

Lesca(レスカ)は1964年に設立され、フランスの手工芸の伝統を継承し続ける高品質な眼鏡ブランド。
ヴィンテージ感あふれるデザインが特徴的です。デザインだけでなく、昔ながらのハンドメイド製法にこだわったモノ作りをしています。
古くからハンドメイドのメガネ作りが盛んだったフランスのジュラ地方の伝統に敬意を払い、本物のヴィンテージスタイルを提供し続けています。
伝統を大切にする精神が眼鏡ブランド「レスカ」の根幹です。
価格はフレームのみで4万円ちょっとなので、海外ブランドの中では比較的安いと言えます。
ALAIN MIKLI(アランミクリ)
A distinct #Mikli look in this Damier Black Red frame. pic.twitter.com/qwOqxMrizc
— alain mikli (@alainmikliparis) October 24, 2022
アラン・ミクリが自らの名を冠して1978年に立ち上げた眼鏡ブランド。
奇抜で派手なアート寄りのデザインが特徴的です。とにかく前衛的で尖ったデザインが多いので、個性的なメガネが欲しい人にピッタリです。
洋服のように、メガネで個性を表現するという価値観を最初に打ち出したデザイナーとして、アラン・ミクリは眼鏡業界ではカリスマ的存在です。
日本の眼鏡業界もアラン・ミクリの影響を受けていました。10年以上前まで、奇抜なアートっぽい柄のメガネが普通のメガネ店に並んでいました。アラン・ミクリの真似をする眼鏡デザイナーがたくさんいたからです。
価格は、フレームのみ5~6万円くらいします。
J.F.REY(ジェイ・エフ・レイ)

ジャン・フランソワ・レイが1995年に立ち上げた眼鏡ブランド。デザイナーの個性を色濃く反映していて、アーティスティックなカラーリングと独創的なデザインが特徴的。
四角と丸の左右非対称デザインなど、遊び心溢れるアート作品のような斬新なデザインを数多く生み出しています。
J.F.REY COLLECTION「PARADISE」おなじみ四角丸メガネ・丸四角メガネPARADISE。4月21日今日現在の代官山J.F.REYに在庫があるカラーはこちらです。残り僅かのカラーもございますのでご注意くださいませ。https://t.co/tPxT9mMEAI #jfrey #四角丸メガネ #丸四角メガネ pic.twitter.com/LIkGwlKr6g
— J.F.REY BOUTIQUE TOKYO (@JFREYBOZ) April 21, 2023
価格はフレームのみ5~6万円します。
LAFONT(ラフォン)

ラフォンもデザイナー名がブランドの名前になっている眼鏡ブランド。
現代アートのようなアラン・ミクリやJ.F.REYとは一線を画す日常に馴染む実用的なデザインが特徴です。
「こんなアバンギャルドなメガネをかけている私を見て!」という狙いすぎ感がない、個性的なメガネが欲しい人にオススメです。
アラン・ミクリやJ.F.REYよりも価格が安く、4万円台から購入できます。
ANNE ET VALENTIN(アン・バレンタイン)

デザイナーのアン・バレンタインが立ち上げた眼鏡ブランド。レディース用のメガネが中心の商品ラインナップです。
見たことがないような独創的な形状のメガネは、もはや現代アートの域に達していました。かけると周りがハッピーな気持ちになるパーティーメガネのような面白いデザインが多かったです。良さを理解するには、相当な美的感覚が求められました。
ブランドのチーフデザイナーが他の人に変わり、現在のアン・バレンタインのメガネは、普通っぽくなりました。
価格はフレームのみ6~7万円。かなり高めの価格設定となっています。
XIT(エックスアイティー)

XITのブランド創始者であるライオネル・ベレットはカリスマ的人気を誇ります。
1995年にメガネのデザイン会社でデザイナーとしてキャリアをスタートしてから、わずか2年で「シルモドール」というアイウェア業界で最も権威のある賞を受賞するという驚愕のセンスの持ち主。
XITのメガネは独創的なデザインでありながら、かけると意外と顔に馴染むから不思議です。
成田悠輔さんが着用していることもあり、日本でとても人気があります。
価格はフレームのみ4~5万円します。
まとめ

今回は、フランスの眼鏡ブランドを6つご紹介しました。
それぞれのブランドには個性があり、メガネのデザインの可能性を感じさせてくれます。
フランスの眼鏡のデザイナーブランドに共通している特徴は、大胆なカラーリングと独創的なレンズ形状です。どのブランドもアラン・ミクリの影響を受けています。
目立ちたい人や個性を主張したい人にはフランスの眼鏡ブランドが候補になるのではないでしょうか。