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目が悪いけどメガネをしたくない?視力が悪いのにメガネをかけないデメリットを解説

視力矯正の手段として最も簡単な方法はメガネをかけることです。

コンタクトレンズとちがい、メガネは眼の負担になりません。歴史の浅いレーシック手術のような外科的な危険性もありません。

メガネには長い歴史があり、安心して使用できるというメリットがあります。しかし、目が悪いのにメガネをかけたくないという人が多いのも事実です。

今回は、メガネをかけたくないと思う理由とメガネをかけないデメリットを解説します。あわせて、あなたの周りにいるメガネをかけたくない人を説得する方法を解説します。

目次

目が悪いのにメガネをかけないデメリット

当然ですが、目が悪い場合、メガネをかけて視力を矯正するべきです。

目が悪いのにメガネをかけずにいると、さまざまなデメリットがあります。

子どもと大人の場合にわけてデメリットを解説していきます。

子どもの場合

子どもの場合、メガネをかけないことによるデメリットは3つあります。

  • 外見が悪くなる
  • 授業に支障が出る
  • 大人になってから困る

外見が悪くなる

近視の場合、目が悪くなると遠くが見えにくくなり、習慣的に目を細めて見るクセがついてしまいます。

目を細めることで、目に入る光を絞り網膜にピントが合いやすくなるためです。

眉間にシワを寄せて目を細める表情は、はたから見ると神経質そうで近寄りがたく感じるものです。

視力のせいで「目つきが悪い」と言われたり、いつも目を細めていると目つき自体が変わることがあります。

授業に支障が出る

教室のいちばん後ろの席から黒板の文字を読み取るためには、小学生の授業時の文字サイズで視力0.7以上が必要といわれています。

文科省2019年の学校保健統計調査によると、小学生の近視の割合が1979年17.9%から2019年34.5%に倍増。中学生の調査では1979年35.1%から2019年57.4%に激増しています。

1979年2019年
小学生の近視の割合17.9%34.5%
中学生の近視の割合35.1%57.4%
文科省2019年の学校保健統計調査

義務教育中は、メガネをかけずに前の席にしてもらうなどの配慮をしてもらえます。ですがデータからわかるように、年々、目が悪い子どもが増加している状況では学年があがるほど個別の配慮もむずかしくなっていきます。

学年があがるにつれ黒板の文字サイズは小さくなり、先生の板書も丁寧ではなくなります。移動教室(理科室など)では黒板までの距離が遠いです。

黒板の文字が見えないので、隣の席の人がノートに書き終わるのを待って自分のノートに書き写す生徒もいるようです。これでは学習能率が下がってしまいます。

視力のせいで成績が落ちた、なんて状況は避けたいところです。

成人したときに困る

目が悪くても日常生活において支障がない程度の視力であれば、メガネを使用しなくても問題ないかもしれません。あるいは授業中だけメガネをかけるという使い方を医師から指示されることもあります。

しかし視力が0.3未満の場合は、メガネをかけたほうがいいです。

視力0.3未満の状態を放置した場合、メガネをかけても正常な矯正視力が得られないことがあります

視神経による網膜上の映像を理解・分解する能力が衰えるためではないかと言われています。すっきり見えないままの視力で生活していると、目が「見る」という機能を放棄してしまうのです。

法律上、普通運転免許を取得するには、片眼で0.3以上、両眼で0.7以上の矯正視力が必要です。成人して教習所へ行って、さあ免許をとるぞという時点で、視力検査でアウトという残念な事例を何件もみてきました。すでにメガネやコンタクトレンズ、手術では視力矯正できない目になってしまっているのです。

目が悪いのは病気?

一般的には目が悪いという状態は病気ではありません。

弱視(医師の診断でメガネやコンタクトレンズを使用しても視力の矯正できない状態)などをのぞけば、視力の良し悪しは身長が高い低いみたいな個人差の一種といえます。

目には角膜や水晶体という名前の、ある種のレンズがあります。目のレンズが持っている、光を曲げるパワーの強弱に個人差があるため近視や遠視という状態が発生します。

これは網膜上に焦点を結ばずにピントが網膜の前後にズレている状態です。

大人の場合

大人の場合、メガネをかけないデメリットは子どもより深刻です。

子どもより変化に適応する能力が低いため、「ぼやけた状態=正常な状態」と脳が認識するようになると、やっかいです。

大人がメガネをかけないデメリットは次の3つです。

  • 視力低下のリスク
  • ボケる
  • 眉間にシワが刻まれる

視力低下のリスク

厳密にはメガネをかけなくても視力が低下するわけではありません

メガネをかけずにすっきり見えない目の状態のまま長期間放置すると、視力の矯正がむずかしい眼になってしまう可能性があります。

メガネをかけることで、網膜にすっきりした映像を結び、脳へ正しい視覚情報が送られます。その結果、目の「見る機能」が衰えるリスクを減らすことができます

ボケる

情報の80%は目から得られると言われています。

目が悪いのに慣れると、見えていないのに見えている気になってしまいます。

ボヤけた字が目に飛び込んできても理解できないため(本人は見えていると思っている)、脳に入る情報量が少なくなります。脳の情報処理も少なくなくなるので、認知機能の低下につながる可能性があります

目が悪いのに放置していた人がメガネをかけると、最初は違和感を感じることがあります。脳が「ちゃんと見える状態」に慣れるまで時間がかかるからです。慣れてくると、メガネなしの状態よりクリアに見えるようになります。

眉間にシワが刻まれる

目を細めて見る習慣がつくと、眉間にシワが刻まれます。

加齢による肌の弾力性の低下により、眉間の真ん中に縦に線が入ったようなシワが癖になるのです。

目が悪いのにメガネをかけない理由

メガネをかけたくない理由はいろいろありますが、おもに次の4つが挙げられます。

  • ダサい
  • 面倒
  • 経済的な負担
  • 都市伝説

ダサい

メガネにはダサい印象があります。実際、メガネをかけているイケメンや美女はほとんどいません。

メガネをかけることで、自分の個性や魅力が隠れてしまうと感じる人は多いです。

自分の顔が好きではない人や自分の顔に自信のない人は、メガネをかけることでさらにコンプレックスを感じるかもしれません。

「メガネを急にかけ始めたら周りの私を見る目が変わるんじゃないか」「友達からからかわれるんじゃないか」と不安になることもあります。

面倒くさい

メガネは不便なものです。メガネをかけていると、雨のしずくや水蒸気のくもりで視界が悪くなったり、汗や皮脂でズレたりします。

また、メガネをかけていると、スポーツやアウトドアなどの活動が制限されたり、危険にさらされたりすることもあります。

温かい食事のときはレンズが湯気でくもりますし、メガネ使用中はかんたんに寝転がれません。長時間かけていると耳が痛くなったり、はずしたときに鼻にメガネの跡がついたりします。

メガネはわずらわしいので、できることなら掛けたくないものです。

経済的に負担

格安店が登場したことで、メガネは以前ほど高額な買い物ではなくなりました。とはいえ、フレームやレンズの品質によって、数千円から数万円の費用がかかります。

また、メガネは壊れやすいものです。メガネを修理したり、新しいものに買い替えたりするには、さらにお金が必要です。

メガネをかけることで、経済的な負担を感じる人もいるでしょう。

都市伝説

そのほかの理由として、メガネをかけると目が悪くなるという都市伝説があります。

これはあくまで都市伝説であり、真実ではありません。

メガネをかけ始める時期が成長期であったため、身長が伸びるように眼球も成長し、近視が進行するタイミングが重なっただけです。

この時期はメガネをかけていなくても近視が進行します。

メガネをかけても目が悪くなるということはありません

メガネを掛けたくない人を説得するには?

メガネは目の健康や視力維持に役立ちます。

メガネをかけることで、目の疲れや頭痛を防いだり、遠くや近くのものをはっきり見ることができます。

また、メガネはファッションやイメチェンするためのアイテムとしても楽しめます。メガネをかけることで、自分の雰囲気や印象を変えたり、個性や魅力を引き出したりすることもできるのです。

ここでは、メガネを掛けたくない子どもと女性を説得する方法を解説します。

子どもを説得する方法

10年くら前までは、子ども向けといえばプラスチックフレーム一択でした。今は大人向けにも劣らないオシャレなメガネフレームがたくさんあります。

子どもでもファッションの一部としてメガネを楽しめるようになりました

目が悪くないのに度なしの伊達メガネを購入する中高生はたくさんいます。

視力を矯正する以外にも、メガネには次のような思わぬ効果があります。

  • メガネをはずした時とのギャップが萌える
  • メガネレンズ越しに見える瞳にドキドキする
  • ちょっと大人っぽくみえる

中学生くらいだと、照れ隠しにメガネをかけた異性をからかうことがありますが、「子供だなぁ」と許してあげてください。

初めてメガネを作るときのポイント

初めてメガネを作るときの視力検査は必ず眼科医でおこなってください。

というのも、視力低下の原因が近視とはかぎらないからです。遠視や乱視や斜視などいろいろあります。

とくに遠視は幼児期にメガネをかけることで改善する可能性が高いので、保護者様が早めに気づいてあげることが重要です。

強すぎるメガネを心配する保護者様がおられますが、安心してください。はじめてのメガネ処方箋は完全矯正度数ではなく、矯正後の視力が0.7程度で発行されることが多いです。

女性を説得する方法

ここでは、普段コンタクトの女性を説得する方法を解説します。

ファッションとしてメガネをかける女性は増えているとはいえ、女性はコンタクトレンズ利用者が多いです。

メガネをかけることに抵抗を感じる女性に、はじめの一歩を踏み出してもらうのは大変です。

次のようにメガネをかけるシーンを限定して、メリットを伝えると効果的だと思います。

  • 休みの日だけメガネを掛けて、目も休息させよう。目に負担がなく、リラックスして過ごせる
  • 授業中・仕事中だけでもメガネをかけることで、姿勢が良くなり肩こりや頭痛が軽減される

コンタクトとメガネを併用していますが、メガネのほうがラクです。コンタクトをすると、目が充血する体質なので、目を休めるのにメガネは有効だと思います。

まとめ

今回は、メガネをかけないデメリットやメガネをかけるように大切な人を説得する方法を解説しました。

メガネを掛けたくない理由はいろいろありますが、おもな理由は次の4つです。

  • メガネのマイナスイメージ
  • レンズがくもったり、不便なことがる
  • 購入するときや修理するときにお金がかかる
  • メガネをかけると目が悪くなるという都市伝説

メガネをかけたくない気持ちはわかりますが、目が悪い場合、メガネを掛けて視力を矯正するべきです。

メガネをかけないでいると、次のようなデメリットがあります。

  • 外見が悪くなる
  • 授業や仕事に支障が出る
  • メガネを掛けても視力が出なくなる
  • 認知機能の低下

メガネをかけたくない人を説得するポイントは、メガネをかけると得られるプラスの効果を伝えることです。

最初は、メガネをかけるのに抵抗のないシチュエーションで自分のメガネ姿に慣れてもらうのがいいでしょう。

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