メガネを購入するときに真っ先にえらばないといけないのが「メガネ屋さん」。
でも、どのメガネ屋さんをえらべばいいか、迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。
実際にお店に入って、比較できればいいのですが、そもそもメガネ屋さんってなにか用件がないと入りにくい雰囲気があります。
そこで今回は、オススメのメガネ屋さんを厳選してご紹介します。各メガネ店の特徴やメガネ店の選び方のポイントを踏まえて徹底解説していきます。
記事後半では、メガネ屋さんを6つのタイプに分けて、それぞれくわしく比較しています。
業界で働いていた経験があり、書いているうちに伝えたいことが次々と出てきました。長い記事なのでブックマークしておくと便利ですよ。
メガネをどこで買おうか迷ったときの選び方
メガネ屋さんはたくさんあるので、どの店舗を利用したらいいのか迷う人が大半です。
ここでは、メガネをどこで購入したらいいのか迷ったときの選び方のポイントを解説していきます。
どこで買うか迷ったときに考えること
メガネは「見え方」をよくするものですが、「見られ方」もよくしたいもの。
「しっかり検眼してほしい」「オシャレも重視したい」「予算をなるべくおさえたい」など、人それぞれニーズがちがいます。
ファッション・品質・予算の兼ね合いから、希望に沿ったメガネ屋さんを選ぶようにしましょう。
また、「遠近両用メガネが得意なショップ」「トレンドメガネやスポーツメガネを多く取り揃えるショップ」など各店舗の特徴から、自分に合ったメガネ屋さんを選ぶこともできるでしょう。
メガネ買うならどこがいい?オススメのメガネ屋7選
ここでは、老若男女を問わず幅広いお客さんから支持を集める、オススメのメガネ屋さんをご紹介します。
納得の1本を作りたいならビジョンメガネ
ビジョンメガネは、全国に100店舗以上を展開する大手メガネチェーン店。
エントリー価格は安く、メガネ一式を11,000円から購入でき、薄型非球面レンズがセットになっています。
ビジョンメガネでは店頭スタッフのことを、最高の見え心地と掛け心地を提供できるプロフェッショナル『マエストロ』という名称で呼んでいます。
マエストロは4段階のレベル分けがされ、社内試験の成績によって認定されます。
担当するマエストロを指名するお客さんも多いようです。
また、ビジョンメガネはお客さんのニーズに合わせたユニークな商品開発にも注力しています。ズレ落ちにくいメガネやぐにゃぐにゃ曲がるメガネなどオリジナル商品を数多く生み出してきました。
機能性メガネからトレンドメガネまで幅広く取り扱っているので、性別・年齢を問わず欲しいメガネが見つかるショップです。
次の記事ではビジョンメガネについてくわしく解説しています。
品質で選ぶならパリミキ
パリミキは1930年創業の老舗店。店構えは高級感があり、しっかりとした接客と技術力の高さに定評があります。
エントリー価格は意外に安く、レンズ込みで13,200円から購入できます。
高水準なサービスを受けながら、レンズ込13,200円(税込)で「パリミキクオリティー」のメガネが手に入ります。
オシャレなデザインのメガネをたくさん取り扱っていて、店の内装も含めて眼鏡チェーン店の中でもっともファッション性の高いショップです。
どんなメガネが必要かじっくりとヒアリングし、最適なフレームとレンズを提案してくれます。
- デザイン性・掛け心地・品質すべて大事な人
- ブランドのメガネが欲しい人
- 視力測定やフィッティングなどアイケアを重視する人
- 丁寧な接客やアフターサービスを受けたい人
パリミキについては次の記事でくわしく解説しています。
総合力で選ぶなら眼鏡市場
眼鏡市場は総合的にバランスのとれたお店で、幅広い年齢層から支持されてます。
品質、価格、視力検査、フィッティング、接客サービスのすべてが満足できるレベル。
機能性とコスパに優れた商品が多く、他社で3万円以上しそうなメガネを、2万円以下で提供しています。
度数が強くても、遠近両用レンズでも、追加料金0円です。価格がわかりやすいのがいいですね。
レンズの種類が豊富でオプション価格も破格の安さを誇ります。
- 予算2万円前後で機能性の高いメガネを作りたい人
- メガネを掛けるストレスを軽減したい人
- 遠近・中近・近々のメガネを低予算で作りたい人
- 度数の強い人
- 調光レンズや偏光レンズのオプションをつけたい人
眼鏡市場については次の記事でくわしく解説しています。
オシャレなメガネを安く買うならJINSかZoff
格安チェーン店のなかでオススメなのは、JINSとZoffです。
トレンド感あるオシャレなメガネを安く購入できるのが最大の魅力です。
両社は似ているところが多いですが、料金体系に大きなちがいがあります。
JINSは薄いレンズでも無料ですが、Zoffは薄いレンズにすると追加料金がかかります。
JINS | Zoff | |
薄型レンズ 屈折率1.60 | 追加料金0円 | +5,500円 |
超薄型レンズ 屈折率1.67 | 追加料金0円 | +7,700円 |
最薄レンズ 屈折率1.74 | 追加料金0円 | +13,200円 |
カラーレンズ | +3.300円 | +3,300円 |
ブルーライト カット | +5,500円 | 追加料金0円 |
次の記事ではJINSとZoffを徹底比較しています。
度数が強い場合はJINSがオススメ
軽い掛け心地の「エアフレーム」やこれさえ掛けておけば、手っ取り早く今っぽさを出せる「JINS CLASSIC」などが人気です。
Zoffよりもトレンドを多く取り入れていて、デザインはオンデーズに近いです。
フレームとレンズがセットになったメガネ一式を5,500円から購入できます。
薄いレンズをえらんでも追加料金が加算されないので、度が強い人にとってはありがたいですね。
- とにかく安く買いたい人
- 予算1万円以下の人
- 度数が強い人
- 今ドキ感のあるオシャレなメガネがほしい人
ファッション性と品質のどちらも大事ならZoffがオススメ
Zoffのようなお店を「格安店」と言ったりしますが、Zoffが先駆者です。
フレームとレンズがセットになったメガネ一式を5,500円から購入できます。
かけ心地がいい「Zoff SMART」やシンプルで癖のない「Zoff Classic」が人気です。
コラボ商品の新作が次々に出るので、気になるコラボがあると定期的にお店に足を運びたくなります。
スタッフも真面目そうな人が多く、信頼できそうな感じがしますね。
Zoffの最大の特徴は、ブルーライトカットレンズが無料なこと。ブルーライトカットメガネを作りたい人にオススメです。
- センスのいいコラボメガネがほしい人
- オシャレなメガネがほしい人
- ファッション性だけでなく、品質も気になる人
- ブルーライトカットメガネを作りたい人
鯖江の職人が作る本格メガネが欲しいなら金子眼鏡店
金子眼鏡は鯖江のメガネメーカーで、80店舗以上の直営店を運営しています。
自社工場を所有していて、製造から販売まで一貫して自社で行っている数少ないメガネメーカーです。
「金子眼鏡オリジナル」や「泰八郎謹製」「井戸多美男作」などの職人シリーズが人気ですね。
自社商品しか扱っていないため、スタッフさんは商品をよく知っています。
どのメガネにしようか迷ったときのアドバイスが的確ですし、メンテナンスや修理を安心して任せられるのもメリットですね。
ただ、価格は非常に高いので、なかなか手が出ません。
フレームとレンズが別々の料金体系で、職人シリーズはフレームだけで4万円以上、いちばん安いレンズが17,600円。
内装から外装まで美意識が感じられる高級店の佇まいとなっています。
温かみのあるアンティーク調の内装のなかに並ぶ美しいメガネフレームを眺めているだけでワクワクした気持ちになります。
- フレームもレンズも高品質なもので揃えたい人
- 職人の手仕事に価値を感じる人
- 高級感溢れる店内でゆっくりメガネを選びたい人
次の記事ではKANEKO OPTICALと金子眼鏡についてくわしく解説しています。
どのブランドにしようか迷ったらポーカーフェイス
どのブランドにしようか迷っている場合、いろんなブランドを取り扱っているセレクトショップで購入するのがいいでしょう。
セレクトショップは独自の基準で取り扱いブランドを選定するのでセンスを問われます。
ポーカーフェイスは人気ブランドや旬なブランドを取り揃えているので、「この中から選べば間違いない」という安心感があります。
スタッフさんもオシャレなのでコーデのアドバイスをしてもらえますよ。
ポーカーフェイスは1990年に渋谷に1号店をオープンした、メガネのセレクトショップの先駆け的存在。全国に20店舗以上を展開し、オシャレに特化したメガネ店としてはトップクラスの店舗数を誇ります。
JINSやZoffが登場する前からずっとメガネをファッションアイテムとして提案していた先駆者なので、人気ブランドを集められるんですね。
後発のメガネのセレクトショップには、大人の事情で人気ブランドやオシャレなブランドがなかったりします。
メガネのセレクトショップの料金体系はフレームとレンズが別売りですが、ポーカーフェイスは薄型・超薄型レンズが11,000円と、比較的お手頃価格となっています。
- JINSやZoffのメガネじゃ満足できない
- 人気ブランドを見比べてえらびたい
- 予算はなるべく抑えたい
遠近両用メガネが欲しい!
遠くも近くも見える遠近両用メガネ。
便利ですが、見える範囲がせまくなるというデメリットがあります。
遠近両用メガネは選び方によって慣れやすさや使いやすさがかなり変わります。
ここでは、遠近両用メガネのおすすめのメガネ屋さんをご紹介します。
次の記事では遠近両用メガネはどこがいいのかについてくわしく解説しています。
パリミキとビジョンメガネ
パリミキやビジョンメガネなどのメガネ専門店は遠近両用に限らずメガネ屋さん選びではかならず選択肢の一つになると思います。
パリミキとビジョンメガネのメリットは次のようになります。
- レンズの種類が多い
- 遠近両用メガネの販売実績が豊富
- アフターサービスが充実している
- フィッティングがしっかりできる
メガネ専門店はたくさんのレンズを取り扱っていて、知識豊富なスタッフが在籍しています。
パリミキやビジョンメガネなどの長年営業しているショップは、遠近両用メガネの販売実績が豊富で、知識や技術の蓄積があります。
遠近両用レンズは種類が多く、お客さん一人一人に合わせるためには知識や技術は必須。
また、正確なフィッティング技術がなければレンズのスペックを活かしきれなくなります。
さらに、メガネ専門店はアフターフォローや保証も充実しているので、初めて遠近両用メガネをつくるときでも安心です。
自分に合った遠近両用メガネがほしい!という方にはパリミキとビジョンメガネがおすすめです。
とにかく価格を抑えたい!
出来上がったメガネに問題がないのなら、安いに越したことはありません。
ですが、安さだけを求めて、しっくりこないメガネになってしまうと本末転倒です。
ここでは値段以上の価値があるメガネを予算と用途別にご紹介します。
コスパ最強のメガネとメガネ屋については次の記事でくわしく解説しています。
予算別のコスパ最強メガネ4選
予算別のコスパ最強メガネは次の4つ。
予算 | ブランド | おすすめポイント |
1万円 | JINS CLASSIC Zoff CLASSIC | ・雑誌に載っているメガネのような流行デザイン ・1万円以下では最強クラスの質感 ・中国製にしては綺麗な仕上がり |
2万円 | 眼鏡市場 ゼログラ | ・ミニマル&クラシックなおしゃれなデザイン ・超軽量・超弾性の抜群の掛け心地 ・安心の日本製 |
2万円 | パリミキ オーセンティック アイウェア | ・高級メガネブランドと遜色ない仕上がり ・自社工場で製造する高コスパ ・安心のパリミキ品質 |
2万円 | レイバン | ・抜群の知名度を誇る ・芸能人がかけていて、所有欲を満たせる ・クラシックなモデルはオシャレ |
用途別のコスパ最強メガネ2選
ブルーライトカットメガネと家メガネでコスパに優れているブランドは次の2つ。
用途 | ブランド | おすすめポイント |
BLCUT メガネ | Zoff Zoff SMART (11,100円~) | ・掛け心地が良い ・高性能のわりに安い ・ブルーライトカットレンズ無料 |
家メガネ | JINS エアフレーム (5,500円~) | ・安いから雑に扱える ・歪みにくく、折れにくい素材を採用 ・度が強くても追加料金0円 ・5,000円前後の価格帯で最強コスパ |
コスパ最強のメガネ屋4選
コスパに優れたメガネ屋さんは次の4つ。
店舗名 | おすすめポイント |
眼鏡市場 | ・ちゃんとしたメガネを安く作れる ・どんな度数でも追加料金0円 ・歪みの少ない遠近両用レンズも無料 |
JINS | ・とにかく安い ・デザインがおしゃれ ・度が強くても追加料金がかからない |
パリミキ | ・自社で製造する日本製フレームは高コスパ ・検眼・フィッティングが丁寧 ・レンズが安く、ブランドのメガネが狙い目 |
ドクター アイズ | ・まとめ買いがお得 (3本セット10,890円) |
ドクターアイズは全国に70店舗以上を構える中規模メガネチェーン店。
メガネ一式5,500円から購入でき、まとめ買いはさらに安くなります。
オンラインで買いたい!
正直、メガネをネットで購入するのはあまりオススメできません。
試着や見え方を確認せずにメガネをえらぶのはむずかしいと思います。
ただ、最近のオンラインショップは進化しており、ネットで購入するリスクはかなり軽減されました。
ネットでメガネを買うなら、JINSオンラインショップがオススメです。
画像合成技術を使ったJINSのバーチャル試着はとてもリアルで、実際の店舗でメガネをえらぶ感覚でショッピングできます。
また、似合わなかったら返品できるので、気軽に購入できます。
メガネ屋を徹底比較!おすすめのメガネ屋の選び方を解説!
- メガネ屋さんっていろいろあるけど、どう違うの?
- 何を基準にえらべばいい?
- 近所にも個人のお店があるけど、ぶっちゃけどんな感じ?
メガネ屋さんはたくさんありますが、それぞれどう違うのかよくわからないという人は多いのではないでしょうか。
ここでは、自分にとって最適なメガネ屋さんを選べるようになるために、メガネ屋さんを6つのタイプに分類してそれぞれの特徴をくわしく解説していきます。
- 眼鏡チェーン店(パリミキや愛眼など)
- 格安チェーン店(JINSやZoffなど)
- 街のメガネ屋
- セレクトショップ・コンセプトショップ
- 百貨店メガネサロンや一流眼鏡店
- ブランド直営店(999.9や金子眼鏡など)
また、それぞれのグループを
- 価格帯
- 接客スタイル
- スタッフの知識・技術レベル
- 商品の品質
- 保証・アフターサービス
の項目で5段階評価しています。
総合 | 価格 | 接客 | 知識・技術 | 品質 | 保証・アフターサービス | |
眼鏡チェーン店 | 18 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 |
格安チェーン店 | 12 | 5 | 1 | 1 | 2 | 3 |
街のメガネ屋 | 15 | 2 | 3 | 2 | 3 | 5 |
セレクトショップ コンセプトショップ | 13 | 2 | 3 | 3 | 5 | 3 |
百貨店メガネサロン 一流眼鏡店 | 21 | 1 | 5 | 5 | 5 | 5 |
ブランド直営店 | 16 | 2 | 3 | 3 | 5 | 3 |
メガネ屋さんえらびの参考にしていただければ幸いです。
①眼鏡チェーン店|とりあえず迷ったらココ|
パリミキや愛眼、ビジョンメガネなどの眼鏡チェーン店。
一昔前までなら、真っ先にえらばれていたお店ですね。
全国にチェーン展開する会社もあり、知名度と商品の豊富さで長くメガネ業界を引っぱってきました。
しかし、2000年代に格安店の出現で大ダメージを受け、今はやや苦戦中。
どちらかというと視力矯正重視のお店ですが、最近では低価格帯の商品やファッション性の高いアイテムも充実しています。
メガネ初心者から品質重視のヘビーユーザーまで対応できるお店です。
- 視力測定をしっかりしてほしい
- たくさんの種類のレンズから最適なものを選びたい
- 掛け心地やズレ落ちにくさなどの機能性も大事
- 保証やアフターサービスが充実してるほうがいい
- メガネのデザインの好みがハッキリしていない
- 予算1万円以上
価格:4点
眼鏡チェーン店はその取扱商品の多さから、価格帯も幅が広いのが特長。
もともとメガネ一式3万円くらいからが相場でしたが、格安店に対抗できるように1万円くらいから購入できるショップもあります。
はじめてメガネをつくる方や、とにかく低予算で考えている方にも対応できるようになっています。
ただ、取り扱う商品数が多く、高機能やハイブランド商品もえらべるお店もあり、少々高額になることも。
なお、格安店や均一価格のお店(眼鏡市場など)の影響で、セット表示(フレーム+レンズ価格)のお店が多いですが、商品によってはフレームとレンズ別々の価格の場合もあります。
これは、セット価格表示を認めていないフレームメーカーがあったり、豊富な種類のレンズを提案するためにあえて別料金表示にしているから。
フレームやレンズは本来お客様ひとりひとりに合わせてえらぶものなので、別表示が望ましいと思います。
しかし、レンズの種類の増加にともなって、できあがったときの料金がわかりにくくなり、格安店や眼鏡市場の台頭をゆるすことになりました。
接客:3点
基本的にはマンツーマンのコンサルティングスタイル。
いきなりベッタリのマンマークでもなく、付かず離れず、といった感じ。一般的なアパレルのお店のイメージに近いですね。
社員教育もしっかりおこなわれています。
ただし、最近は人手不足のため、店舗スタッフの人数が足りない店が多い印象。忙しくなると1人で複数人のお客様をお相手することになります。
スタッフの経験年数も幅広く、ベテランスタッフはなじみのお客様を優先する傾向があるように感じるところも。
知識・技術レベル:3点
社員教育がしっかりおこなわれているので基本的に知識・技術は高めです。
しかし、経験値にバラツキがあるのでレベルの低いスタッフがいることも事実。
人員数の足りているお店では加工・検眼・調整など、専門スタッフや得意なスタッフが在籍している場合が多いです。
しかし、小さいお店だと、ちょっと不得意な分野があったりする場合も。
また、取り扱い商品点数が多く、多種多様なメガネに触れる機会に恵まれているので、やたらと知識が豊富なスタッフがいることがあります。
こういったスタッフはだいたいマニアなので、いろいろ質問してみるとおもしろい話が聞けそうですね。
品質:4点
2万円を超える商品に関しては、基本的に品質は高め。
大手の眼鏡チェーン店はプライベートブランドを持っていることも多く、品質を確保しながらコストをできるだけ下げて比較的低価格で販売している商品もあります。
また、取り扱いレンズも大手レンズメーカーから仕入れるので、あきらかな粗悪品などはないと考えて大丈夫です。
ただし、格安店対策で導入されている低価格商品のなかには、JINSやZoffの商品と比べるとあきらかに見劣りするものや「?」が付くような品質の商品があることも。
保証・アフターサービス:4点
ほかのグループのメガネ屋さんよりも保証が充実しています。フレームやレンズの保証期間が長いので、安心感があります。
大手であればあるほど顧客管理もしっかりしています。
履歴やデータがしっかり保存されていると、再度利用するときに度数の変化もすぐにわかるため、決定された度数に対して安心感があります。
また、購入フレームのデータも残っているので、修理が必要だったりパーツを手配したい場合など、スムーズに対応してもらえます。
さらに、チェーン店はどこの店でも顧客データを検索できるので、旅先のトラブルにも迅速に対応してもらえるなんてことも。
なお、型直しやクリーニングなどのアフターメンテナンスは、基本的にどのお店でも対応してくれます。
②格安チェーン店|とにかく安いほうがいいならココ|
JINSやZoff、オンデーズなど2000年代に登場したいわゆる『格安店』。
それまで数万円していたメガネを1万円以下でつくれるようにしたため、爆発的に広まりました。
複数本購入するハードルが下がったので、いろんなメガネを楽しむ機会が増え、メガネがファッションアイテムとして広く浸透するきっかけになりました。
雑貨感覚でメガネを購入できるので、初心者でもえらびやすいお店といえますね。
- とにかく安く買いたい
- 予算1万円以下
- 雑貨感覚でメガネをえらびたい
- 視力測定はそれほど重要ではない
- 品質や質感は気にしない
- 今っぽいオシャレなメガネがほしい
- アフターサービスはいらない
次の記事ではJINSとZoffをくわしく比較しています。
価格:5点
メガネ一式1万円前後、安いモノなら5000円くらいから作れます。
低価格なので2~3本同時に購入しても、従来の眼鏡チェーン店のメガネ一式価格より割安なのが格安店の最大の魅力。
「こんなメガネもかけてみたかった!」というお客様の変身願望を見事にかなえてくれました。
しかし、それだけでは企業として利益が出にくいので、近年は1万円を超える商品も扱うようになりました。格安店の平均単価は8,000円程度なので、格安店で1万円以上のメガネを買う人はあまりいないのが現状です。
また、カラーやコーティングなどレンズのオプション価格が眼鏡チェーン店と同じくらいなので、できあがり価格が思いのほか高く感じることもあります。
オプションレンズの価格は眼鏡市場に完全に負けています。
接客:1点
基本的にほとんど接客ナシ。聞かれたら最低限のことは応えてくれるという感じです。
格安店はお客様がたくさん入店されていることが多く、商品を整理するだけでもたいへんな作業になります。
そういった雑用(接客以外の業務)をしてもらうようにアルバイトスタッフが多く在籍しています。
お客様は好きな商品を自由に手に取ってえらぶというスタイルですね。
忙しいので、見え方の相談や調整のための来店は嫌がられる傾向があります。面倒な対応するくらいなら、返金や交換でサッと対応してもっといっぱいメガネを売ろうという方針です。
接客とは異なりまりますが、コスト削減のためレンズ加工機に消臭機能をつけていないので、店内が臭いというデメリットがあります。
知識・技術:1点
ハッキリ言って知識や技術のレベルは低いです。
というか、アルバイトのスタッフも多く、質問しても答えてくれないことも多々あります。
検眼機や加工機は最新のモノを導入していますが、スタッフがマニュアルどおりにしか扱えないため、それなりの仕上がりにしかなりません。
型直しやフィッティングなどをうまくできないこともあり、最終的に他のお店にお願いすることになります。
品質:2点
1万円以下のメガネに関しては、価格の安さを考慮すれば、コスパに優れているといえます。普通に使うにはとくに問題ないレベルです。
100円ショップのブルートゥースイヤホンなみの品質といえばわかりやすいでしょうか?
見た目の安っぽさや、大量生産品感はぬぐえません。
2万円前後のメガネに関しては、そこまで低品質というわけではありませんが、メガネチェーン店の商品に見劣りします。
保証・アフターサービス:2点
大手眼鏡チェーン店ほどではありませんが、保証は手厚くなっています。
保証は充実していますが、アフターケアに問題を抱えています。
どうしても度数が合わない場合はレンズを交換してくれますが、適切な度数を合わせる知識がなく、見え方の不具合を解消できないことがあります。
また、フレームの不良などは基本は同じものを交換してくれます。
フィッティングは・・・基本的にないものと考えましょう。フィッティングが苦手なスタッフが多いので、フィッティングなしでもある程度フィットする構造のメガネを多く取り扱っています。
ネジのゆるみやかんたんな型直し、鼻あてパッドの交換やナイロールの糸の張替えなど、ひととおりのアフターサービスは対応しています。
ただし、他店購入分や複雑な型直しなどは技術的にむずかしいと思います。
③街のメガネ屋|気軽になんでも相談したいならココ|
街のメガネ屋さんとは、個人で経営されている地域に根ざしたお店のこと。なかなか入りにくいと思いますが、店主と波長が合えば、楽しい買い物ができます。
高校生くらいまでは、おじいちゃんの友達のメガネ屋さんでメガネを購入していたので、個人的に街のメガネ屋さんにネガティブな印象は持っていません。
メガネ単独で営業しているところもあれば、時計や宝石などをあわせて扱っていところももあります。
親の代から引き継いだお店や、大手のメガネ屋さんで働いていた人が独立したお店など、経歴はさまざま。
顧客層は基本的に近所に住んでいる人であり、近所づきあいで成り立っているショップも少なくありません。
また、田舎の方では眼科さんと仲よくされているところもあり、処方箋の裏にお店の宣伝が印刷されていることも。
- 視力測定をしっかりしてほしい
- 困ったときに気軽に相談したい
- 自分の眼の状態を把握してほしい
- 予算5万円くらい
- 地域を盛り上げたい
価格:2点
基本的に価格は高めです。ほとんどがフレームとレンズが別料金の設定で、メガネ一式5万円くらいになります。
眼鏡チェーン店なら同じクオリティーのメガネとくらべると、割高になります。
客数が少ないため、1回の販売である程度単価を上げないとお店の経営が成り立たないのでしょう。
接客:3点
がっつりマンツーマンスタイルの接客です。
ほとんど近所の人しか来店しないので、親身になって接客してくれます。
しかし、近所づきあいがベースなので何も買わずにお店を出るのは至難の業。
はじめて利用する方にとっては、入店することすらむずかしいと思いますが、最近はフラっと入りやすい店も増えています。
知識・技術:2点
知識・技術レベルは店主によって差があります。
眼鏡作成技能士といった有資格者の人もいますし、なかには職人レベルの人もいます。
ですが、平均してみると知識・技術はそんなに高くありません。
また、技術も数量をこなす機会が少ないと鈍ってしまいます。
とくに昨今のメガネはファッション的な要素が不可欠。
ファッション面でも業界情報の面でも最新情報をしっかり仕入れるのは個人店ではなかなか難しいですね。
品質:3点
一般的よりちょっと良い程度。
売れる数量が少ないため、ある程度の単価の商品を仕入れるので、それなりの品質の商品を扱っています。
ただし、販売できる数量が少ないため、仕入れはどうしても無難なデザインや色になりがち。
また、売れ残っていくものも出てくるため、頻繁に仕入れられません。
ですので、在庫商品はちょっと古いデザインやモデルが多くなります。
保証・アフターサービス:5点
購入履歴や度数の変遷などはしっかり管理しています。
場合によっては、店主がほとんど憶えてしまっているということも。
ユーザーにとっては、小さいころから自分の眼の状態をよく把握してくれているので安心感があります。
同じレンズでも見え方は人によってちがうもの。ユーザーの見え方の好みやクセに合わせて、理想のレンズを提案してくれます。
転勤や担当替えがないから、長く安心して通えますね。
④セレクトショップ・コンセプトショップ|ブランドのメガネが欲しいならココ
セレクトショップとは、オシャレなブランドを取り扱うショップのことで、コンセプトショップとは、特殊な検眼をおこなう店のことです。
2つをかんたんにまとめると、雑誌に載っているようなオシャレ感度の高いフレームを扱っているメガネ屋さんです。
とくにファッションに特化したセレクトショップは、格安店の出現でメガネのファッション化が進み大きな恩恵を受けました。
また、検眼にもこだわりをもって精密な視力測定をしてくれるコンセプトショップは、ファッションとともにメガネに対する社会的評価を格上げしてくれています。
格安店のメガネでは満足できなくなり、「メガネにハマった」オシャレさんにオススメのメガネ屋さんですね。
- オシャレなメガネがほしい
- いろんなブランドのメガネを比較したい
- 予算5~7万円
- JINSやZoffの品質では満足できない
- コーディネートのアドバイスがほしい
価格:2点
メガネ一式5~10万円くらいの予算が必要です。
セレクトショップ・コンセプトショップともに取り扱いフレームは基本的に高価格。
格安店のように気安く買える値段ではありません。
また、検眼にこだわりのあるコンセプトショップは、提案されるレンズも高額になりがちです。
格安店のように気軽にいろいろなファッションを楽しむ、というよりは、リサーチをして候補を絞ってからお店に行く、というスタイルになります。
ですので、はじめてメガネを購入される方には、コンセプトショップ・セレクトショップともちょっと難易度が高いかもしれません。
それでも利用したい場合、お店のスタッフにしっかり相談をして、メガネをえらんでもらうのはアリだと思います。
ただし、ある程度の予算は覚悟してくださいね。
接客:3点
ちょっと高めのアパレルショップのような感じの接客スタイルです。
店が来店客でごったがえすということはあまりないので、落ち着いた感じで付かず離れずといった具合。
ただ、店側も何もアプローチをしなければ帰られてしまうので、格安店ほどほったらかしということはありません。
とくにファッション重視のセレクトショップはお客様のファッションを見てアプローチしてくる感じですね。
フレームの流行りや新作モデルの紹介をしてくれるなど、ちょっといい服を買いにいくようなイメージに近いかもしれません。
知識・技術:3点
それぞれの得意な分野についての知識は豊富です。
ファッション系のセレクトショップなら、服装とのコーディネートや色の合わせ方など、こだわりのポイントについて相談するのはアリですね。
しかし、取り扱い商品以外についてはそれほどくわしいワケではなく、加工・調整やフィッティング技術も特別高いといったこともありません。
メガネ屋さんというよりは、アパレルのショップに近いですね。
また、検眼に注力しているコンセプトショップは、さすがに視力に関するもろもろの知識は豊富。
しかし、そのほかのフレームに関する知識やフィッティングの技術などが高くないことがあります。
一流店っぽく、高級な雰囲気を醸し出しているだけで、中身が空っぽのショップが多いのも事実です。
品質:5点
取り扱いフレームは百貨店などで扱われているものと同等で高品質。
メガネ好きじゃないと知らないようなマニアックなブランドなども取り扱っています。
レンズはセレクトショップとコンセプトショップで分かれるところですね。
ファッション重視のセレクトショップは一般的な眼鏡専門店でも扱われているレンズを使います。
一方、検眼を重視するコンセプトショップは、レンズにもこだわりのドイツの光学メーカーのものを使用。
その分だけコンセプトショップの方が高額になる場合が多いですね。
保証・アフターサービス:4点
フレームレンズとも通常使用での破損や度数の保証が1~3か月程度ありますが、全体的に保証が弱いショップがほとんどです。
ネジ締めや型直し、フィッティングといった基本的なメンテナンスには対応してくれます。店頭で対応できない破損に関しては有料で工場での修理となり、このあたりは眼鏡チェーン店とほぼ同じです。
また、店舗によっては有料で2年程度の長期保証を付けているところもあります。
パーツの手配なども対応してくれますので、アフターサービスで困ることはあまりなさそうです。
難点は、店舗数が少ないこと。都会にしかないので、遠方に住んでいると、店舗まで行くだけで一苦労です。
⑤百貨店メガネサロンや一流眼鏡店|最高の1本を作りたい・品質でえらぶならココ|
文字通り、百貨店にあるメガネサロンや高田眼鏡店といった、非常に格式の高いお店。
百貨店のメガネサロンには富裕層の顧客が多く、店舗の設えや取り扱い商品、スタッフのレベルも超一流。
お客さんの高い期待値にこたえられるお店です。
また、高田眼鏡店は、皇室や各国の大使、政財界の要人に利用されるというお店で、こちらもハイレベル。
とくに眼科との連携もしっかりされており、メガネを医療的な側面でもカバーしています。とうぜん品質や技術力も高く、業界でも一目置かれる存在のお店です。
- 予算10万円くらい
- 極上の接客を受けたい
- 要望をしっかりヒアリングしてほしい
- 理想の1本を作りたい
- 細部にわたる丁寧な仕上がりのメガネがほしい
価格:1点
モノによって5万円くらいまでで購入できる商品もありますが、一般的には少なくとも10万円以上を見積もっておいた方が無難です。
百貨店ならではのスーパーブランドや、べっ甲、金無垢、宝石付きなどのフレームは数十万円します。
なかには百万円を超えるものもあります。わたしが実際に見たフレームで一番高額なものは1,200万円でした。
レンズの種類も豊富なのでスタンダードタイプのレンズもありますが、レンズも基本的に高性能で高額。
一流眼鏡店はレンズの機能を最大限に引き出せるように丁寧なフィッティングをしてくれるので、高品質なレンズを購入したいところ。
接客:5点
接客スタイルはマンツーマンのコンサルティングスタイル。
百貨店を利用するお客さんに対応するスタッフは基本的に社員教育が行き届いており、とても丁寧で親切に対応してくれます。
お客さんの要望をヒアリングして、ニーズに合わせた提案をしてもらえます。
ただし、エース級のスタッフともなると、優良顧客しか接客しないことも。
わたしのようなメガネ屋巡りが趣味の人間は、冷やかし客に見られて、まったく相手にされないこともあります。
知識・技術:5点
検眼・加工・調整・接客とそれぞれに専門のスタッフが常駐。
接客を担当するスタッフは加工以外のことはほぼすべてこなします。
加工技術も非常に高く、キッチリつくられています。
百貨店のメガネサロンでつくられたフチなし眼鏡を何度か見ましたが、カッティングから穴の開け方まで、いつ見てもとてもきれいでした。
加工する人の腕が良く、機械も最新の高性能なものを使っていることがわかります。
検眼もしっかり正確に測定されます。
また、眼科との連携もされており、眼疾患が疑われる場合は速やかに眼科さんを紹介する体制をとっています。
逆に眼科さんからの紹介も多数あり、信用度は文句なしです。
品質:5点
フレームからレンズまで全て高品質なモノで揃えられます。
そもそも信用のあるメーカーの商品しか扱いません。
百貨店のメガネサロンでは、べっ甲や金無垢、ジュエリー付きなどの希少性の高い1点ものも多く、新しい商品が入ると真っ先に超VIPの顧客の自宅まで外商販売されることもあります。
ただし、デザインが今どきかどうかは微妙なことも。
保証・アフターサービス:5点
アフターサービスも充実しています。
顧客管理されている場合がほとんどで、履歴から度数変化の経過やフレームの品番などもしっかり管理。
万が一の修理やパーツの手配にもスムーズに応えてくれます。
また、型直しやネジ締めといったメンテナンスにも応じてくれますが、店頭でメンテをしている間にさらっと商談を持ちかけられるといったこともあります。
⑥ブランド直営店|ブランドのファンならココ|
ブランド直営店とは、レイバンやオークリー、999.9といったブランドが直営するショップのこと。
そのブランドのファンなら、一度は覗いてみたくなりますよね。
メガネ屋さんというよりは、基本的にレイバンやオークリーはサングラス、999.9はフレームを提案するお店です。
しかし、それぞれ純正レンズも用意しており、度付きにも対応しています。レンズにロゴマークが入るなど、こちらもファンにとってはたまらないところです。
金子眼鏡は普通にメガネ屋さんらしいメガネ一式販売がメイン。ただ、フレームの販売に力点が置かれています。(後述します)。
- そのブランドのファン
- フレームだけ買いたい
価格:2点
メガネ一式5万円くらいから購入でききますが、7万円くらいからが一般的。
レイバンやオークリー、999.9でメガネ一式(度付きサングラス含む)を購入する場合の純正レンズは基本的に高額で、それ以外は選べません。
999.9のオリジナルレンズは3万円以上しますし、金子眼鏡のいちばん安いレンズは2万円以上します。
理論上の性能の良さはわかりますが、正直、遠く用や近く用の単焦点レンズの場合、レンズ設計による見え方のちがいはほとんどないので、割高感は否めません。
価格に折り合いがつかない場合、「フレームだけ買ってレンズは他店で入れて」と言われるので、なんだかモヤモヤした気持ちになります。
1万円以下のHOYAやNIKONの普通のレンズを用意してよ、とツッコミたくなります。メガネ屋ではなく、フレーム屋という印象はぬぐえません。
基本的にセール等もありません。ときどきキャンペーンがあるくらいです。
接客:3点
基本的には、ほどよく距離をとってのコンサルティングスタイル。
レイバンやオークリーなどはブランドイメージのとおり、カジュアルな感じながら上品で、スタッフも海外の方が多い印象です。
999.9や金子眼鏡などは重厚感があり、堅めの雰囲気。それぞれが独自の世界観をお店全体や接客にも反映させている感じですね。
とても丁寧で、信頼と安心感があります。
ただ、セールスでは自社製品に絶対の自信があるため、商品のメリットを激推しする傾向が強いです。
そもそもブランド直営店に行く方はブランドのファンなので問題ありませんが、ちょっと覗いてみたい、という方には少し抵抗があるかもしれません。
レンズを購入する場合は、かならず高性能なレンズを提案してくるのが気になります。お客さんにとって最適なレンズを提案しているわけではありません。
知識・技術:3点
自社製品を販売する専門店なので、自社製品に対するフレーム知識は最高レベル。メーカーの人間と同じレベルの細かい製造工程まで把握しているスタッフもいます。
調整や検眼のレベルも専門スタッフが在籍しているお店はそれなりの高レベルです。
ただし、オークリーストアなどは検眼スタッフが不在だったりすることもあるようで、度付きでメガネをつくる場合は事前に確認が必要な店舗もあります。
また、金子眼鏡で勤めていた経験のある同僚に聞いた話では、販売スタッフのなかにはまったく何の技術もない人がいた、とのこと。
店舗数が多い量販店の場合、どこのお店でもおなじですが、経験の浅いスタッフがいることは事実です。
ですが、こだわりの高品質なフレームとレンズを扱うお店には、店頭にでるまでにしっかりと教育を受けてそれなりの知識と技術は持っていてほしいですね。
品質:5点
ブランド直営店にに行くお客さんは、基本的にそのブランドのファン。
そもそもデザインや機能、ブランドイメージを受け入れているはずなので、文句はないでしょう。
客観的に見てもカッコいいと思いますし、金子眼鏡や999.9などのフレームはしっかり作りこまれているなぁと感心します。
純正レンズも、基本的には高品質です。
ハイカーブ(曲面の強い)レンズだったり独自色やコーティングなど、自社製品に合わせた開発に特化できるので、仕上がり具合もとてもきれいです。
ただ、見え具合いに関しては、それぞれメーカーは独自の技術で高性能だとアピールしますが、他のレンズメーカーの技術と基本的には同じ。
そのブランドの純正レンズだけが特別に優れている、ということはありません。
保証・アフターサービス:4点
保証もそれぞれ期間は異なりますが購入後1~3か月程度はついています。長いものなら2年ほどの長期保証もあります。
999.9のように保証制度がないショップやレイバンのように保証が手厚いショップもあります。
アフターサービスはどのショップもおおむね良好。
また、レイバンやオークリーなど専門店以外でも取り扱われていることの多いブランドは、他店で購入したものでもしっかりメンテナンスに対応してくれます。
純正の専用部品(ネジや鼻あてパッドなど)も廃番になってから時間がたったものでなければ手配できたりします。
ネジや鼻あてパッドなどは汎用タイプでも使うのには問題ありませんが、ファン心理としてはやはり純正がいいですよね。
メガネチェーン店を比較
ここでは、全国的に展開している4つの眼鏡屋さんの特徴を比較していきます。
- パリミキ(眼鏡チェーン店)
- 眼鏡市場(①と②のハイブリッド型)
- JINS(格安チェーン店)
- Zoff(格安チェーン店)
注目ポイント | オススメな人 | 価格 | デザイン | 品質 | 価格 | |
・スタッフの知識・技術レベルが高い ・接客、測定、フィッテイングが丁寧 ・純日本製を中間マージンなしで提供 ・レンズの種類が豊富 ・取り扱いブランド数、業界No.1 | ・デザイン性・掛け心地・品質すべて大事 ・ブランドのメガネがほしい ・視力測定やフィッティングなどアイケアを重視する ・丁寧な接客やアフターサービスを受けたい | 13,200円~ | ||||
・どんな度数でも追加料金0円 ・オプションレンズが安い ・機能性が高いフレームが豊富 ・徹底的な検査や検品をしている | ・予算2万円前後で高機能なメガネを作りたい ・メガネを掛けるストレスを軽減したい ・遠近・中近・近々のメガネを低予算で作りたい ・度数が強い ・調光や偏光レンズのオプションをつけたい | 9,900円~ | ||||
・全体的にコスパに優れている ・薄いレンズの追加料金0円 ・オシャレなデザイン ・トレンドメガネを取り扱う | ・とにかく安く買いたい ・予算1万円以下 ・度数が強い ・今ドキ感のあるオシャレなメガネがほしい | 5,500円~ | ||||
・コラボメガネが多い ・王道デザインが豊富 ・JINSよりデザインがオシャレ ・JINSより品質が高い ・ブルーライトカットレンズ無料 | ・センスのいいコラボメガネがほしい ・オシャレなメガネがほしい ・ファッション性だけでなく、品質も気になる ・ブルーライトカットメガネを作りたい | 5,500円~ |
【まとめ】メガネ作るならどこがいい?
記事前半では、それぞれのメガネ屋さんの特徴をふまえて、オススメのメガネ屋さんをご紹介しました。
記事の前半では、メガネ屋さんを6つのタイプに分類してくわしく解説しました。
- 眼鏡チェーン店(総合評価18)
- 格安チェーン店(総合評価12)
- 街のメガネ屋(総合評価15)
- セレクトショップ・コンセプトショップ(総合評価13)
- 百貨店メガネサロンや一流眼鏡店(総合評価21)
- ブランド直営店(総合評価16)
これら6つのタイプ以外にも、ハイブリッド型のメガネ屋さんの存在もあります。
- 業界最大手の眼鏡市場は①眼鏡チェーン店と②格安店のハイブリッド型
- 地元密着型のチェーン店は①眼鏡チェーン店と③街のメガネ屋のハイブリッド型
自分はどんなメガネをかけたいのかをイメージして、お気に入りのメガネ屋さんでスタッフに相談しながら素敵なメガネをつくってみてください。