誰もが一度は悩む「黒縁メガネとべっ甲柄メガネどっち」問題。
いろいろな種類があり、実際に手に取って試着すると、それぞれ印象が違うことに気づきます。
たくさんのメガネ屋さんをまわって、似合うといわれるメガネは自分は気に入らない、自分が気に入ったメガネは似合わないといわれる。
そしてお店のスタッフからもらうアドバイスにも納得がいかなくて、黒縁とべっ甲どっちを選んだらいいのか迷ってる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、黒縁メガネとべっ甲柄メガネが似合う人と似合わない人の特徴を解説します。あわせて、メガネ屋の社員が最初の研修でうける基本的なメガネの選び方やべっ甲メガネを選ぶときの注意点をお伝えします。
黒縁メガネが似合う人・似合わない人の特徴
基本的に、黒縁メガネは誰にでも似合います。
黒縁が似合わない場合、色が似合わないのではなく、枠の太さやレンズシェイプが似合っていない可能性が高いです。
黒は無彩色のため、どんな服装にも合わせやすく、さまざまなシチュエーションにも馴染みます。硬派なイメージがあるため、フォーマルなシーンにも対応します。
ビジネスシーンなら主張の少ないスクエア型・オーバル型・フチが半分しかなくて目立たないハーフリム型の黒縁メガネがオススメです。
フォーマルなシーンなら、枠が細い目立たない黒縁メガネがオススメです。
カジュアルシーンならトレンド重視で問題ありません。ラウンド型・ボストン型の太めの黒縁メガネが人気です。
黒縁メガネをかけるメリットと黒縁メガネが似合わない人の特徴を解説していきます。
誰にでも似合う黒縁メガネのメリット
プラスチックフレームの中で、いちばん人気の色は黒です。
黒縁メガネには次のようなメリットがあります。
- 小顔効果
- TPOを選ばない
- お顔の欠点を隠せる
小顔に見える
ストッキングでも色が濃いほど足を細く見せる引き締め効果があります。黒は引き締め効果が最も高い色です。
黒縁メガネはお顔を小顔にみせる引き締め効果が期待できます。
TPOを選ばない
黒は無彩色のため、合わせる洋服の色を選びません。
カジュアルな場面からフォーマルな場面まで違和感なく溶け込みます。
お顔の欠点を隠せる
黒縁メガネは強い印象を持つのでメガネに注目を集めるため、お顔のシミやシワを目立たせない効果があります。
下の画像でわかるように、特徴的な髭や髪型よりもメガネのほうが気になります。メガネのインパクトは思っている以上に強いのです。
白髪と合わせると、メガネとのコントラストがあり、若々しく見せる効果があります。
黒縁メガネが似合わない人の特徴
ほとんどの人に似合う黒縁メガネですが、黒縁メガネよりもべっ甲柄メガネのほうが似合う人もいます。
黒縁メガネが似合わないのは、肌の色がオークル系の人とファッションに無頓着な人です。
肌の色がオークル系の人
黒縁メガネは色白な人、色黒な人にも似合います。
日本人に多いオークル系の肌の人は、べっ甲柄メガネのほうが似合います。とくに明るめのマダラ模様のべっ甲柄がよく似合います。
髪・服に無頓着な人
ほとんどの髪型、服装に合う黒縁メガネですが、それだけにずぼらな人がかけると野暮ったさが強調されてしまいます。
オシャレする必要はありませんが、心がけて身なりをきちんとしましょう。
ファッションに無頓着な人や太っている人の黒縁メガネ率は高め。そのため、「黒縁メガネ=ダサい」という印象を与えてしまうリスクがあります。
メガネが似合う髪型については次の記事でくわしく解説しています。
べっ甲柄メガネが似合う人・似合わない人の特徴
べっ甲柄は、メガネ以外のアパレルではあまり使われないカラーです。
べっ甲とは、タイマイというウミガメの甲羅のことで、プラスチックがなかったころ、メガネの素材として使われていました。
ですがワシントン条約以降、自然環境保護の観点から材料のべっ甲が輸入されなくなりました。べっ甲のメガネの材料は国内に残っていますが、とても高価です。
べっ甲のメガネは見なくなりましたが、プラスチック製のべっ甲柄は定番の柄として定着しました。
べっ甲柄のメガネには次のような印象があります。
- ヴィンテージ感・レトロ感
- カジュアルな雰囲気
- 明るい印象
- オシャレな印象
べっ甲柄のメガネの印象をふまえて、べっ甲柄のメガネが似合う人と似合わない人の特徴を解説します。
べっ甲柄のメガネが似合う人の特徴
べっ甲柄のメガネが似合う人は次のようになります。
- 髪色が明るい人
- オークルの肌色の人
- モノトーンのファッションの人
髪色が明るい人
髪色を明るいブラウンに染めている人はべっ甲柄メガネがよく似合います。理由は、同系色のためメガネが浮かずに馴染むためです。
明るい髪色でなくても真っ黒でなければ、べっ甲柄メガネをナチュラルにかけられます。
オークルの肌色の人
もともと日本人の肌の色(薄だいだい色)とべっ甲柄メガネのまだら模様は相性がいいです。
色白の人はやはり黒縁メガネが似合います。髪色を明るくすれば、色白の人でもべっ甲柄メガネが似合いますよ。
モノトーンのファッションの人
モノトーンの洋服を着ていて重たい印象を変えたい場合、べっ甲柄メガネをかけることで、色が明るく軽めの印象を与えることができます。
べっ甲柄が明るすぎるとコーデが崩れるので、濃い色のべっ甲柄がオススメです。
べっ甲柄メガネが似合わない人の特徴
べっ甲柄のメガネが似合わない人は次のようになります。
- 堅い職業の人
- カジュアルで明るめのファッションの人
堅い職業の人
冠婚葬祭のシーンでは黒縁メガネのほうが無難ですし、ビジネスシーンでも黒縁メガネに軍配が上がります。きちんと見られたいときは、黒縁メガネがオススメです。
べっ甲柄のメガネはリラックスした服装にマッチします。
べっ甲柄メガネをかけると、一気にオシャレな雰囲気になります。
べっ甲柄メガネはオシャレアイテムとして認識されているので、堅い職場では避けたほうが無難かもしれません。
カジュアルで明るめのファッションの人
明るめのファッションが多い人がべっ甲柄メガネをかけると、派手なイメージに見られることがあります。
下の画像のように、ドット柄の洋服にべっ甲柄を合わせると、ごちゃごちゃした印象になります。
トータルバランスを意識することをオススメします。
べっ甲柄メガネを選ぶときの注意点
ひとくちにべっ甲柄メガネといっても、色味やマダラ模様はさまざまです。
さきほど紹介した「べっ甲メガネが似合う人と似合わない人」の内容と矛盾しますが、べっ甲メガネにはたくさんの種類があるので、探せば自分に似合うものが見つかると思います。
ここでは、べっ甲柄メガネを選ぶときの注意点を3つご紹介します。
- マダラ模様
- 掛けるシーンに馴染むかどうか
- サイズ感
まだら模様をチェック
同じ品番のメガネであっても、模様は異なります。どれひとつとして同じ柄のものは存在しません。
マダラ模様があまり綺麗ではないものもあります。
具体的には、
- 左右のバランスが悪かったり
- 一か所に薄い色が集中していたり
することがあります。
かけた時に、べっ甲柄の色合いが悪目立ちしていないかをチェックしたほうがいいです。
マダラ模様がハッキリしている場合、メガネが目立ちやすくなります。
着用するシーンを考える
黒縁メガネと違って、べっ甲柄メガネは色のバリエーションが豊富なので、使用するシーンを考えて選ばないといけません。
ダークブラウンがベースに黄みがかったブラウンが混じっているタイプは落ち着いた印象があります。
下の画像のように、ベースの色が薄く、混じる色がクリア系になるほど、カジュアルでファッション寄りの雰囲気になります。
サイズ感をチェック
同じ品番の黒とべっ甲柄のメガネを掛けるとわかると思いますが、べっ甲柄のほうがワンサイズ大きく見えます。
黒でピッタリのサイズ感なら、べっ甲柄はワンサイズ小さいものでちょうどいい感じになることが多いです。
メガネ屋の社員が受けるメガネ選びの基本
ここでは、メガネ屋の社員が受けるメガネ選びの基本をお伝えします。
とくに重要な肌の色と顔の輪郭についてご紹介します。
お顔の肌の色と同系色のメガネを選ぶ
お顔の肌の色と同系色のメガネを選ぶと、メガネが顔に馴染みやすいです。
似合うフレームカラー | |
色黒 | グレー・紺色・ブラウン |
色白 | シルバー・水色・ライトブラウン |
色黒なら濃い色のメガネ、色白なら薄い色のメガネが似合う傾向があります。
メガネの色の印象については次の記事でくわしく解説しています。
お顔の輪郭と逆の形のメガネを選ぶ
お顔の輪郭と逆の形のメガネを選ぶことで、失敗するリスクは減らせます。
印象 | 似合うメガネフレーム | |
三角顔 | キツイ | オーバル型・ラウンド型・ボストン型 |
面長 | 大人っぽい | 上下サイズの大きいウェリントン型 |
四角顔 | 凛々しい | オーバル型・ラウンド型・ボストン型 |
丸顔 | 可愛らしい | ウェリントン型・スクエア型 |
卵型 | 特になし | なんでも似合う |
三角な輪郭はキツイ印象を与えるので、優しく見せてくれる曲線を取り入れたオーバル型・ラウンド型・ボストン型。
面長な輪郭は大人っぽい印象を与えるので老けて見られないように、縦長を意識させない上下サイズの大きいウェリントン型。
四角な輪郭は凛々しくしっかりした印象を与えるので、優しいイメージのオーバル型・ラウンド型・ボストン型。
丸顔の輪郭は、可愛らしく幼く見られてしまうので、大人に見えるウェリントン型・スクエア型の黒縁。
卵型の輪郭は、どんな形のメガネでも良く似合うラッキーなお顔です。
メガネの選び方については次の記事でくわしく解説しています。
黒縁メガネとべっ甲柄メガネどっちが好き?【アンケート結果】
メガディアでは、「黒縁メガネとべっ甲柄メガネのどっちが好きか」についてアンケートを実施しました。
黒縁メガネとべっ甲柄メガネに関するリアルな声を公開します。
\アンケート実施中/
黒縁メガネ派のコメント
まずは黒縁メガネ派の意見をご紹介します。
服に合わせやすいから、黒縁メガネ派です。柄が派手なべっ甲柄は、上が柄物のブラウスだとしつこい印象になる。べっ甲柄メガネは秋冬はいいが、春夏は暑苦しい印象になって顔周りがスッキリ見えない。
20代女性
黒縁はあらゆるTPOに合わせられ誰にでも掛けられますし、どんな服装にも合うのが利点だと思います。べっ甲柄の場合、メンズカジュアルに合わせるのが少し難しいと思います。
40代男性
黒縁メガネの方が圧倒的に着けている人が多いから、無難に使いやすい。1本目なら黒縁メガネが断然いいと思います
20代女性
黒縁メガネの方が顔が小さく見える。べっ甲柄メガネは、デザインによって少し老けて見えるら好きじゃない。
20代女性
黒縁メガネはフォーマルやカジュアルに至るまで、シーンを問わずに使用できるから好きです。
30代男性
べっ甲柄派のコメント
続いて、べっ甲柄派の意見をご紹介します。
味わいがあり、高級感があるから、べっ甲柄のほうが好きです。
20代女性
顔が華やかに見え、野暮ったく見えない。
20代女性
表情が柔らかく見えて優しい雰囲気になるのと、流行りを演出できるから。
30代女性
黒縁は良くも悪くも存在感が強く、印象がかなり強くなります。べっ甲柄は自然な印象になるのが良いと思います。
30代男性
べっ甲柄メガネは顔の印象が暗くならず、キツい印象にもならないのがいいと思います。
40代女性
さいごに
今回は、黒縁メガネとべっ甲柄メガネについて解説しました。
黒縁メガネもべっ甲柄メガネも定番のため、流行を気にせずにかけられます。
メガネ選びのコツは、とにかく実物をたくさん試すことです。まずは鏡の中の、メガネをかけた自分を見慣れてください。そしてビビっときた黒縁メガネを、あるいはべっ甲柄メガネを選んでほしいです。
黒縁とべっ甲柄のどちらが似合うか判断できない場合、勇気と自信をもって自分の「好き」を優先してください。それがあなたの正解です。
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