- 冠婚葬祭などTPOに合わせたメガネの色をえらびたい
- 自分に似合うメガネの色が知りたい
- それぞれのフレームカラーの印象を知りたい
メガネには形状ごとに定番とされるカラーがあります。
カラーによって見た目や相手に与える印象が変わりますが、定番カラーをえらべば大失敗は避けられます。
ですが、自分にとって最適な色をえらぶのはむずしいものです。
そこで今回は、メガネの色えらびについて解説します。フレームカラー別の印象については記事後半で解説しています。
この記事を読めば、なりたい雰囲気や見せたいイメージを叶えたり、TPOに合わせた最適なカラーを見つけるためのポイントを押さえることができます。
メタルフレームのメガネの色えらびのポイント
メタルフレームはどんな形状でもカッチリした印象に仕上がります。スーツや制服などのフォーマルな服装にピッタリです。
素材が持つ「硬質感」のおかげで、ほとんどの定番色がフォーマルな場面に馴染みます。
なぜ定番色が冠婚葬祭などのオフィシャルシーンに最適かというと、多くの人が掛けていて見慣れているメガネフレームの色が相手に違和感を与えにくいためです。
性別によってメガネの定番色が変わります。
男性のメタルフレームの定番色
男性のメタルフレームの定番色は次のようなものです。
- ブラック
- ブラウン系
- 深いネイビー
- グレー
- シルバー
- ゴールド
女性のメタルフレームの定番色
女性用フレームの定番カラーはたくさんあります。
- ブラック
- ブラウン系
- シルバー
- ゴールド
- ワイン
- 淡いパープル
- 淡いピンク
避けた方が無難な色
相手に強い印象を与えるカラーはフォーマルな場面では避けたほうが無難です。
- ビビッドな原色(ポップな印象)
- 白(ちょい悪風)
- 光沢感が強い(やんちゃな印象)
このほかにも、メガネの色として見慣れていない色は注目を集めるので控えたほうがいいと思います。
プラスチックのメガネの色選び
プラスチックの場合は、素材自体がカジュアルな雰囲気を持っています。
フォーマルな場面に馴染む色がメタルより少なくなります。
性別による定番色に違いはなく、黒系とブラウン系の2色がプラスチックメガネの定番色です。黒系とブラウン系であれば、どんな場面にも溶け込みます。
黒縁メガネの印象
黒縁メガネが一番ドレス感があります。
一口に黒と言っても、仕上げ方によって表情は変わります。
色がクリアになるほど、カジュアル感が強まります。
ブラウン系のメガネの印象
ブラウン系のメガネは黒よりもカジュアルな印象があります。
まだら模様のデミブラウン(べっ甲柄)はカジュアルな印象だけでなく、レトロ感があります。
避けた方が無難な色の印象
基本的に、黒と茶色以外はカジュアルな印象を与えます。
プラスチックフレームで避けたほうが無難な色は次のようになります。
- 原色(子供っぽい)
- 派手な柄(楽しい印象)
- クリア系(POPな印象)
- 無色クリア(研究員っぽい)
原色に近い赤や青のフレームはポップでカジュアルな雰囲気になり、子供っぽい印象を与えます。
クリア系は目立ちにくく、顔に馴染みますが、カジュアル感が強いですね。
グレーのメガネフレームの印象
グレーのメガネフレームは顔なじみが良いことから、メタルフレームの中で一番売れるカラーです。そのため、たくさんの色味が用意されています。
- シルバーに近い色(暗いシルバー)
- ブラックに近い色
- ブラウンに近い色
- 紫がかった色
グレーのメガネフレームは落ち着いた印象があるため、社会人や学生にオススメです。フォーマルなシーンに最適です。
基本的に誠実な印象を与えますが、色味の違いによって様々なイメージを生み出します。
黒に近い深みのあるグレーは、気品ある大人の色気を演出します。黒よりもお顔に馴染みやすく、シルバーより落ち着いた印象になります。
茶色がかったグレーはナチュラルにお顔に溶け込みます。紫がかったグレーは、少しギラついた印象になります。
シルバーフレームのメガネの印象
シルバーはグレーより知的でシャープな印象を与えます。キリリとした表情を演出し、目元をより印象的に仕上げてくれます。
「できる男」を演出するなら、シルバーの細身のフレームが最適です。
エッジの効いたデザインの場合、光を反射してシルバーカラーが持つシャープな魅力をさらに引き立てます。
ツヤがありすぎたり、多面カットが施されていたりすると、ギラギラしたやんちゃな印象になってしまいます。
白いメガネの印象 似合う人は?
白いメガネの印象は次のようなものです。
- 個性的
- いかつい
- ふざけた印象
洋服の白は定番ですが、メガネの白は奇抜な印象を与えます。白いアクセサリー(パールのネックレス)は冠婚葬祭に合いますが、白いメガネは掛けている人が少なく、悪目立ちして浮いてしまいがち。
白いメガネはいかついイメージがあります。哀川翔さんが白いメガネを愛用していますね。
コワモテの人が掛けるとバチっとハマりますが、普通の人が掛けると、ふざけているように見えることも。
ゴールドフレームのメガネの印象
紳士用のゴールドフレームのメガネの印象は次のようなものです。
- 古臭い
- 田舎者っぽい
- 成金っぽい
- いかつい
ゴールドフレームのメガネは以前ほどの人気はありませんが、まだまだ根強い人気を誇ります。
都会ではほぼ絶滅しましたが、地方ではまだ売れています。
ゴールドと言っても、カラー表記「ゴールド」のメガネの色は白っぽいです。成金っぽさはそこまでありません。
シュッとしたデザインのゴールドフレームは白いフレームと同じくらい怖い雰囲気を醸し出します。下の画像の「ゴールド×ホワイト」のメガネは、いかつさ満点です。
国によって人気のフレームカラーは異なるのですが、金色のメガネは中国で大人気です。
金縁メガネについては次の記事でくわしく解説しています。
ブラウンデミのメガネの印象
ブラウンデミのメガネの印象は次のようなものです。
- レトロ感・クラシック感
- 大人っぽい
- 優しそう
ブラウンデミはべっ甲柄とも呼ばれます。
プラスチックのメガネが発明される前は、メガネはべっ甲で作られていました。そのため、デミブラウンのメガネにはレトロ感やクラシカルな印象があります。
ブラウンデミのメガネはカジュアルな印象があり、きれいめのコーデに合わせると、バランスが悪くなることも。
色味も1本1本ちがうので、じっくり納得できるものをえらびましょう。
黒と茶のまだら模様がハッキリしている場合、目を引くことがあります。
黒縁メガネのほうがどんなスタイルにも溶け込みやすいですね。
また、同じサイズでもデミブラウンのメガネは黒よりも大きく見えるので、サイズ選びも注意したいところです。
青いメガネフレームの印象
青いフレームのメガネの印象は次のようになります。
- 子どもっぽい
- 爽やか
- 清潔感
メタルフレームの黒に近い濃い青(ネイビー)はオシャレです。真っ黒よりも軽い印象に仕上がります。
ちなみに、ほんの10年くらい前までプラスチックフレームのカラーは「黒」「ブラウン」「レッド」「ブルー」の4色展開でした。
今ではオシャレなイメージのあるJINSでも、赤や青のメガネがたくさん並んでいましたね。
自分に似合うメガネの色
フォーマルやカジュアルという視点とは別に馴染むカラーというものがあります。
要するに、メガネ浮きしにくいカラーですね。
馴染むメガネフレームをえらぶポイントをご紹介していきます。
顔に馴染むメガネの色とは
馴染むカラーとは、肌や髪と同系色や薄い色です。
具体的には次のような色になります。
- 肌の色に近い色
- 髪の毛の色に近い色
- 主張の弱い淡い色
- クリア系の色
色黒の人に似合うメガネの色
健康的なお肌の人に馴染むカラーは次の4つ。
- 黒縁
- べっ甲柄
- ゴールド
- ブラウン系
グレー系ならシルバーよりダークグレーといった濃いめのカラーが馴染みやすい傾向があります。
色白の人に似合うメガネの色
色白の人はメガネが色映えするため、メガネが目立ちやすくなりがちです。
肌が白い人に馴染むカラーは次の4つ。
- 薄い色/淡い色
- クリア系
- ベージュ
- シルバー
ブラウン系ならベージュ、ピンク系ならライトピンクなど薄い色のメガネが似合う傾向があります。
誰にでも似合う色
誰でもナチュラルに掛けやすい色があります。
- くすみカラー
- ニュアンスカラー
- アースカラー
ただ、深みがありすぎたり、マットな質感だと重たい印象になり表情が暗くなることも。
メガネの色選びが難しい理由
ブレスレットよりネックレスのほうが似合う色と似合わない色がはっきり分かれます。
顔に近いところにあるネックレスのほうが違和感が強調されやすいからです。
顔の上に置くメガネの色えらびはネックレスよりもシビア。さらに、ネックレスよりカラーバリエーションが豊富なことがメガネの色えらびをむずかしくさせています。
小物やアクセサリーの色と合わせるのはアリ?
よく言われるバッグなどの小物とメガネの色を合わせる方法はあまりオススメできません。
お互いの距離が遠すぎます。
コーデの統一感よりも肌や髪色に合わせたほうが上手くいくケースが多い気がします。
【まとめ】メガネの色の印象
今回は、メガネの色についてくわしく解説しました。
メガネは色によって印象が大きく変わるので、ファッションやTPOに合わせてフレームカラーをえらぶことが重要です。
メガネが悪目立ちして、浮いたような印象になっていないかがチェックポイントです。
似合うメガネの選び方については次の記事で網羅的に解説しています。