- 似合うメガネが見つからない
- メガネが似合わないのは、顔が小さいから?
- 小さいサイズのメガネを取り扱うブランドが知りたい!
「顔が小さい」「小顔」の人はうらやましがられたり、憧れの対象になったりします。
しかし、小顔の人には「メガネが似合わない」「メガネをかけた姿に違和感がある」など、小顔ならではの悩みもあるようです。
似合わないと感じてしまうのは、自分の顔のサイズに合っていないメガネをかけているからです。
小顔だからメガネが似合わない、ということはありません。自分の顔のサイズにピッタリなメガネを選ぶことができれば、小顔の人でもメガネを素敵にかけこなせます。
ただ、量販店などに置いているメガネは標準的なサイズが多いので、選択肢がかぎられてしまいます。
そこで今回は、小顔の人にオススメの眼鏡ブランドを8つご紹介します。あわせて、小顔の人がメガネが似合わない理由や小顔の人のメガネ選びのポイントを解説します。
顔の小さい人がメガネが似合わない理由
小顔の人の場合、メガネが自分の顔のサイズに合っていないことが原因で、メガネが似合っていないケースが多いです。
メガネと顔のバランスで重要なのは次の3つです。
- 顔幅とメガネのサイズ
- 瞳とレンズの位置関係
- 顔に占めるメガネの面積
テンプルがお顔の側面に沿っていて、瞳がレンズの中心にあり、メガネと顔の大きさのバランスのいいメガネをかければ、素敵なかけこなしは可能です。
ここでは、メガネのサイズの見方をかんたんに解説し、小顔の人がメガネをえらぶときのポイントをくわしく解説していきます。
メガネのジャストなサイズ感については次の記事でくわしく解説しています。
メガネのサイズの見極め方
メガネにはサイズがあり、「レンズ幅」「ブリッジ幅」「テンプルの長さ」の3つであらわされます。
「48□19 145」というサイズ表記の場合、
- レンズ幅48mm
- ブリッジ幅19mm
- テンプルの長さ145mm
となります。
レンズ幅
「レンズ幅」はメガネの形状によってさまざまです。
横長の長方形をベースとしたスクエア型の平均的なサイズは、
- 女性用なら50~54㎜
- 男性用なら52~56㎜
くらいになります。
レンズに丸みを持たせたデザインのボストン型のレンズ幅は、46~49㎜とスクエア型よりもレンズ幅は小さくなります。
スクエア型 | ボストン型 | |
女性用 | 50~54mm | 52~56mm |
男性用 | 46~49mm | 46~49mm |
ブリッジ幅
「ブリッジ」は左右のレンズをつなぐパーツで、ちょうど鼻にかかる部分のことです。
16~18㎜が平均的な長さですが、ブリッジ幅が広くなるほどフロント全体も横に広くなるため、メガネのサイズを決める大事な要素になっています。
テンプルの長さ
耳にかかる部分の「テンプル」にも長さがあり、13~145㎜が一般的です。
頭の奥行には個人差があり、一般的なサイズを選んでしまうと、耳当て部分が長くあまって、不格好になってしまうことがあります。
小顔の人がメガネを選ぶとき、レンズ幅だけでなくテンプルの長さにも注意が必要でしょう。
小顔の人のメガネ選びのポイント
小顔の人のメガネ選びのポイントは5つあります。
- 横幅と縦幅が広くないメガネを選ぶ
- 枠が細く、枠の色が薄いメガネを選ぶ
- 子ども用メガネから選ぶ
- メガネ屋のスタッフさんに選んでもらう
- 小さいメガネを扱うメガネ屋さんに行く
横幅と縦幅が広くないメガネを選ぶ
メガネを選ぶとき、レンズの横幅だけでなく縦幅も重要です。
小顔の人は横幅だけでなく縦幅も狭いものを選んだほうが、レンズの面積も減りバランスが取りやすくなります。
枠が細く、枠の色が薄いメガネを選ぶ
少し大きめのフレームしか見つからない場合、枠が細く、色の薄いものを選ぶのがオススメです。
枠が細いとメガネをかけたときのインパクトが軽減されます。
さらに薄い色を選ぶことで、顔に馴染みやすくなります。
色が濃いと縁取り効果によりレンズシェイプが強調され、メガネと顔のアンバランスが目立ってしまうので注意しましょう。
子ども用メガネから選ぶ
どうしてもサイズが合うものが見つからない場合、子ども用メガネから選ぶのも良いでしょう。
テンプルの長さが合えば、着用するには問題はありません。
最近の子ども用メガネは大人っぽいデザインも多いので、子ども用メガネをかけても違和感はないと思います。
メガネ屋のスタッフに選んでもらう
店頭に並んでいるメガネを見ても、ぜんぶ同じように見えるという人は多いのではないでしょうか。1本1本試着して、自分に合うものを見つけるのはとても大変です。
どれが小さいサイズなのかわかりにくい場合、メガネ屋のスタッフさんに相談してメガネを選んでもらうのがベストです。
ただ、掛け具合やファッションに関しては、ジャストと感じるサイズ感は人によってちがいます。店員さんが選んだメガネに違和感を感じることがあるかもしれません。
小さいメガネを扱うメガネ屋さんに行く
小さいサイズのメガネをたくさん取り扱っているメガネ屋さんが存在します。
「小顔の人」「目と目の距離が近い人」「強度近視の人」などのニーズに応えるために、小さいサイズのラインナップが豊富なので、欲しいメガネが見つかる確率は高いと思います。
また、個人で営業しているメガネ屋さんのなかには、小さいメガネをメーカーから取り寄せてくれるショップもあります。
小さめのメガネフレームを扱うおすすめブランド8選
小さいメガネを探している人にオススメのブランドを8つご紹介します。
- propo
- trico
- AKITTO
- イヴアンブルー
- iromi
- Sieben
- Glass Mate
- MICRO TITAN
propo(プロポ)
propo(プロポ)は、石田岳大と奥定敦により設立されたアイウェアブランド。
「いきすぎないデザイン」をコンセプトに、シンプルで美しい女性のためのアイウェアをリリースしています。
プロポでオススメのモデルは「OLGA」と「POLLY」。
フロントがプラスチック、テンプルがチタンのコンビフレームはクラシック感があります。
どちらもレンズ幅が44mmと、小顔の人でもかけやすい大きさになっています。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
POLLY | 44mm | 21mm | 138mm |
OLGA | 44mm | 21mm | 140mm |
カラバリも豊富で、クリア素材と組み合わせたカラーもあり、シンプルながらこだわりが感じられるフレームになっています。
trico(トリコ)
trico(トリコ)は「お顔の小さな女性」のためのメガネブランドです。
レンズ幅、ブリッジ幅、テンプルの長さの全てのサイズが小顔の人のために設計されています。
tricoでオススメのモデルは、上品なボストンタイプのメタルフレームの「hib(ヒブ)」。
レンズ幅は45mm、ブリッジ幅は19mm。小顔の人でも違和感のないバランスでかけられます。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
hib | 45mm | 19mm | 135mm |
テンプルの金属芯をカットして5mm短くできる仕様になっています。
tricoはオンラインでフレームのみの販売となりますが、無料の試着サービスを利用できます。度付きレンズへの変更やフィッティングはメガネ店でおこなう必要があります。
AKITTO(アキット)
シンプルなデザインのなかに、「知性」「華やかさ」「かわいらしさ」を感じられるデザインが多いAKITTO。
絶妙な曲線美や繊細なカラーリングが特徴です。上質な素材を使用し、女性の顔に合わせた設計で快適なかけ心地を実現しています。
2021年コレクションの「lin3」はAKITTOのこだわりが感じられる商品です。フロント両サイドの細かい模様、立体的に交差するようなブリッジなど、工芸品のような美しさを感じます。
多角形のボストン型でブリッジ幅は23㎜と広め。そのぶん、レンズ幅が狭いため、レンズを薄く仕上げることが可能です。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
lin3 | 41mm | 23mm | 記載なし |
イヴアンブルー(EVE un BLUE)
イヴアンブルーは、五感の「香り」をテーマにデザインされたファッション性の高いブランドです。
ロータスの花からイメージした「LOTUS」は、シンプルでスッキリとした印象に仕上がっています。
トレンドをおさえつつ、どんなシーンにも合わせやすく、老若男女、もちろん小顔の人にもオススメです。
LOTUSはレンズ横幅44mm、ブリッジ幅19mmと小ぶりなサイズになっています。フレームPDが63mmなので、目と目の距離が近い人にもオススメです。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
LOTUS | 44mm | 19mm | 145mm |
カラバリも豊富で、肌なじみの良いクリアカラーがお顔に映えます。テンプルにはβチタンを使用し、かけ心地にも配慮されています。
iromi(イロミ)
イロミは全国に1,000店舗以上を展開している眼鏡市場のオリジナルブランド。
その日のコーディネートに合わせて選ぶことができるよう、充実したカラーラインナップが特徴です。
「irm-01」は丸みのあるスクエア型。レンズ両端に七宝が施されていて、シンプルですが華やかさがあります。
「irm-01」はレンズ横幅47㎜、レンズ縦幅35㎜と、シリーズの中でも小さめのフレームになっています。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
irm-01 | 47mm | 19mm | 136mm |
Sieben(ズィーベン)
ズィーベンも眼鏡市場のオリジナルブランドで、強度近視の人のためにつくられたシリーズです。
リムが厚めになっていたり、レンズの重さでメガネが前傾しないなど、「7つのこだわり」で作られています。
「 SIB-04」は丸みのあるウェリントン型で、女性でもかけやすいメタルフレームです。
「 SIB-04」はレンズ横幅43mm、ブリッジ幅22mm。ブリッジを広くすることで、フレーム全体横幅を確保しつつ、レンズを薄く仕上げることができます。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
SIB-04 | 43mm | 22mm | 138mm |
Glass Mate(グラスメイト)
Glass Mate(グラスメイト)は子ども向けの眼鏡市場のオリジナルブランドです。
キッズ・ジュニア向けのシリーズですが、大人っぽいデザインがたくさんあります。
「GLM-014」は流行のボストン型を取り入れたモデル。
レンズ幅が47mm、ブリッジ幅が18mmの小ぶりなサイズ感です。テンプルの長さも135㎜なので小顔の人でもかけやすいと思います。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
GLM-014 | 47mm | 18mm | 135mm |
Glass Mate(グラスメイト)は全体的に落ち着いた印象があるので、大人でも違和感なくかけられます。
MICRO TITAN(ミクロチタン)
MICRO TITAN(ミクロチタン)は、老舗の眼鏡店「パリミキ」のオリジナルブランドです。
パリミキの中で比較的小さいサイズが多いシリーズです。
全てのパーツに超軽量のβチタンを採用し、テンプル部分に特別な設計を用いることで、ストレスなく頭部にフィットしてくれます。
薄く・細く・軽くがコンセプトなのですが、安定してかけられる作りになっています。軽さと掛け心地にこだわりが感じられます。
「micro titan 166」はレンズ幅45㎜、47㎜の2種類から選ぶことができます。
レンズ幅 | ブリッジ幅 | テンプル長 | |
166 | 45mm | 21mm | 138mm |
166 | 47mm | 21mm | 142mm |
日本人の顔に合わせやすいように、レンズシェイプを調整したラウンド型のフレームです。丸メガネに挑戦してみたい方にもかけやすいデザインになっています。
まとめ
今回は、小顔の人がメガネが似合わない理由と小顔の人のメガネの選び方を解説し、小顔の人にオススメのメガネブランドをご紹介しました。
小顔だからという理由でメガネが似合わないということはありません。サイズが合っていれば、小顔の人もメガネを素敵にかけられます。
量販店にも小さいサイズのメガネはありますし、「小顔」「強度近視」「目と目の距離が近い」といった人のニーズに応える眼鏡専門店もあるので、似合うメガネがきっと見つかるはずです。
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