- メガネのネジやドライバーはどこで買える？
- 100均でメガネのネジやドライバーは手に入る？
- メガネのネジとドライバーのオススメ商品が知りたい
メガネのネジは使っているうちにゆるんでくることがあります。とくにメガネの開閉部分(蝶つがい)のネジはゆるみやすいです。
メガネ屋さんに持ち込めば無料でネジを締めてくれますが、精密ドライバーとネジがあれば自分でネジを締められます。
100均でメガネのネジが安く手に入れば便利ですが、メガネに使えるような小さいネジは売っていません。
裏技として100均の老眼鏡や伊達メガネを分解してネジを利用することは可能です。
今回はメガネのネジとネジ締め(ドライバー)が100均で手に入るのかを検証します。あわせて100均以外でメガネのネジとドライバーを購入できるショップをご紹介します。
100均でメガネのネジは取り扱っている？
現在、100均でネジ単体の販売はありません。
100均で扱っているネジは家具などを組み立てるための太いネジのみです。
そこで100均の老眼鏡や伊達メガネを実際に購入して、フレームに使われているネジを利用できるかどうかを調べてみました。
検証した結果、
- 蝶番ネジは使えない
- 鼻パッドのネジは使える
ということがわかりました。
開閉部分のネジ(蝶番ネジ)
残念ながら、100均のメガネの蝶番ネジは利用できませんでした。
利用できない理由は3つあります。
- そもそもネジが抜けない
- ネジ頭がすぐにつぶれる
- ネジが太すぎる
ネジが抜けない・ネジ頭がつぶれる
100均のメガネはメッキした後にネジを締め直しません。
そのため塗装が固まってネジが回らない可能性があります。力を入れてドライバーを回すとネジ頭がつぶれてしまいます。
100均のメタルフレームのメガネの蝶番ネジの太さは眼鏡屋のメガネと同じ1.4mmだと思うので、抜くことさえできれば使えると思います。
ただ、100均のネジは柔らかいので、ネジ頭がバカになりやすいです。ネジ頭がつぶれて、ネジが抜けなくなると修理が必要になります。
ネジが太くて合わない
100均のプラスチックフレームの蝶番ネジは太い場合があり、メガネ屋さんのメガネには合わないことがあります。
メガネ屋さんのメガネのネジとくらべると、100均のネジは太さと螺旋(らせん)の幅がちがいます。
眼鏡のネジのサイズについては次の記事でくわしく解説しています。
鼻パッドのネジ
100均の伊達メガネの鼻パッドのネジは眼鏡屋のメガネに使えます。
今回100均で購入した伊達メガネの鼻パッドのネジの太さは1.0mmでした。
鼻パッドのネジは塗装したあとに取り付けているので、蝶番ネジのように塗料が固まってはずれない、ということはありません。
メガネの鼻パッドの交換については次の記事でくわしく解説しています。
メガネのネジはどこで買える？
メガネ屋さんではネジ単体の販売はしていませんが、ネジを無料で交換してくれます。お願いすれば予備でネジをくれることもあります。
現在、メガネのネジを購入できるのはホームセンターやAmazonや楽天などのネットショップだけです。
ホームセンターとネットで購入できるネジの中でYAHATAの詰め合わせセットがオススメです。
下の画像の商品はコーナンで購入しました。
いろんなサイズのネジが入っているので、購入したものの「手持ちのメガネに合わなかった・・」と後悔することが少なくなります。
AセットとBセットの商品内容とメガネに最適なサイズをご紹介します。
| セット | 用途 | 最適なサイズ |
| Aセット | 鼻パッド用 | 1.0×4.0 1.2×4.0 |
| Bセット | 蝶番用 | 1.4×3.0 1.4×4.0 1.4×5.0 |
YAHATAのネジセットの長さは1ミリ刻みなので、ピッタリの長さのネジが欲しい場合はメガネ屋さんで交換してもらったほうがいいと思います。
Aセット(鼻パッド用)
Aセットには太さ1.0ミリと1.2ミリのネジが小分けされずに入っているので、少し戸惑うかもしれません。
0.2ミリの差は目視でちがいがわかるので心配ありません。
鼻パッドのネジの長さは3.5～4.0ミリくらいが一般的です。
Bセット(蝶番用)
Bセットのネジの太さは1.4mmの１種類ですが、頭の形が２種類あります。
ネジの色がちがうのでペアのネジをを見つけるのはむずかしくありません。
蝶番ネジの長さはフレームによってちがいます。3.0~5.0ミリのネジでだいたいのメガネをカバーできます。
手持ちのメガネのネジよりも長いネジを使うようにしましょう。
蝶番やレンズ止めネジは「なべネジ」が一般的です。
頭が平べったい「さらネジ」はテンプル内側の飾り止めに最適です。ネジ頭とテンプル表面が面一(ツライチ)になることで、顔に当たったときに違和感を感じにくくなります。
ネットではBセットの販売はなく、似ている商品しかありません。
↓Bセットに似ている商品はコチラ
100均でメガネのネジ締め(ドライバー)は取り扱っている？
メガネに使われるネジの太さはだいたい決まっていて、
- 1.0ミリ
- 1.2ミリ
- 1.4ミリ
の3種類しかありません。
1.0ミリのネジの頭はとても小さいので、精密ドライバーが必要です。
100均ではいくつかの精密ドライバーが販売されています。
今回はダイソーで購入した4つの商品をご紹介します。
メガネ専用ドライバー
ダイソーのメガネ専用ドライバーは「#00」というサイズ表記になっています。
「#00」や「#000」は規格サイズではありません。同じ番号でもメーカーによって刃先の寸法がちがいます。
同じ「#00」でも、ドライバーとネジのかみ合わせが良いものとそうでないものがあります。
ダイソーのメガネ専用ドライバーを実際使ってみた感想をまとめました。
- 小さすぎて持ちにくい
- 刃先が柔らかい感じがする
- ネジ溝から滑り、外れやすい
ネジを締めるのに慣れている人なら問題ないのでしょうが、苦手な人にとっては使いにくさを感じると思います。
使い勝手はよくありませんが、小さくて持ち運びやすいというメリットがあります。
100均以外の携帯・収納に便利なドライバー
日本メーカーの小さいドライバーを2つご紹介します。
どちらも刃先と軸に硬度を高める「焼き付け」が施されているので、ネジの溝にしっかり食いつきます。
メガネ工具メーカーの日本製のミニドライバーもオススメです。
日本製なので精度が高く安心です。
メガネのネジの締め方については次の記事でくわしく解説しています。
精密ドライバーセット
つづいて3種類のダイソーの精密ドライバーをご紹介します。
3つの商品には６本のドライバーが入っていますが、メガネのネジに使えるのは「#0」のプラスドライバー1本だけです。
「#0」のプラスドライバーは太さ1.2ミリのネジまでなら何とか対応できますが、太さ1.0ミリのネジ(パッドネジ)には少し大きい印象を受けます。
総合的に下の画像の白パッケージのドライバーがいちばん使いやすいと感じました。
下の画像は、「#0」のドライバーを比較したものです。
白パッケージのドライバーの先端部分が細いことが目視レベルでわかりますね。
下の画像のカラー精密ドライバーの「#0」はネジ溝にしっかりハマる感覚はありますが、ヘッドの回転がスムーズではないので、まっすぐネジを回しにくかったです。
メガネ用の精密ドライバーはどこで買える？
メガネ用の精密ドライバーはホームセンターやAmazonや楽天などのネットショップで取り扱っています。
メガネのネジに最適なドライバーのサイズは「#000」です。000番であれば、メガネに使われる大体のネジに対応できます。
コーナンのプライベートブランド「PRO-ACT」は400円程度と安く、十分な性能を備えています。ネジ溝への食いつき感が100均とは明らかにちがいます。
「#000」のドライバーは太さ1.0ミリの鼻パッドのネジもスムーズに締められます。かみ合わせがピッタリです。
ダイソーのメガネ専用ドライバーより一回り細くなっています。
ネットショップでは、日本メーカー「ベッセル」の精密ドライバーセットが人気です。
ベッセルの精密ドライバーセットがオススメな理由は次の3つ。
- グリップがついているので、にぎりやすい
- 日本製で高品質
- 1,000円程度と比較的安い
【まとめ】100均のメガネのネジとネジ締め（ドライバー）について
今回は、100均のメガネのネジとドライバーについて解説しました。
100均でネジとドライバーを安くGETできますが、大事なメガネを壊さないためにも、ホームセンターやネット通販でちゃんとしたものを用意したほうがいいと思います。
時間がなくてメガネ屋さんになかなか行けない人もいると思いますが、自分でメガネのネジを締めるのはリスクがあります。
メガネを壊さないように気を付けてネジを締めてくださいね。
次の記事ではメガネのネジの締め方をくわしく解説しているので、よかったらご覧ください。
さいごにこの記事の内容をまとめます。
- 100均ではメガネのネジ単体の販売はない
- 伊達メガネや老眼鏡を分解してネジを利用できる
- ネジが抜けない・ネジ頭がつぶれる可能性がある
- メガネ用のネジはホームセンターやネット通販で売っている
- 100均ではメガネ用のドライバーを販売している
- 「#0」と「#00」のサイズしかない・ドライバーの精度は低い
- メガネに最適なドライバーサイズは「#000」
- 「#000」のドライバーはホームセンターやネット通販で売っている
