メガネがズレ落ちてくると、ストレスを感じてしまいます。頻繁にメガネをクイっと上げるのは面倒です。
ズレ落ち防止や耳の痛みを軽減する快適グッズはあるものの、そこそこの値段がします。耳当ては消耗品なので、100均でお手軽に手に入れば助かります。
そこで100均でズレ落ち防止効果のある耳あてを売っていないか調べたところ、「はめこみ型」と「ひっかけ型」の2種類あることがわかりました。
ダイソーに2種類、セリアに1種類ありました。残念ながら、キャンドゥではメガネの耳当ての取り扱いがありませんでした。
今回は、100均ダイソーとセリアの耳当てを詳しくレビューしていきます。
結論から言うと、ダイソーとセリアのひっかけ型は十分な効果を発揮する便利なアイテムですが、ダイソーのはめこみ型のチューブは使えない代物です。
100均ひっかけ型の耳あてをレビュー
メガネフレームの耳当て部分にひっかけるタイプはダイソーとセリアで購入可能です。
どちらもシリコン製で非常に良い商品です。まずは共通するメリットとデメリットをご紹介します。
メリット①フィット感が高く、ズレ落ちにくい
耳の後ろでピタッと吸い付くようにフィットします。ズレ落ち防止効果は絶大です。
柔らかい素材のため、肌当たりが良く巻き付くような不快な感じはしません。
下の画像のようなメタルの繩手(巻き付くようなテンプル)の場合、耳の後ろに違和感を感じることがあります。
メリット②様々な形状のメガネに装着可能
どちらの耳当てもメガネのテンプル(つる)の太さが4~10mmであれば装着できます。
穴の大きさは異なりますが、伸びるので多少太くても装着できます。
デメリット①汚れやすい
シリコン素材は劣化しやすいというデメリットがあります。耳当ては直接肌に触れるため、皮脂や汗の影響を受けやすいです。
皮脂や汗を吸着して少しずつ黄ばんでいき、新品の時の透明感が失われます。
デメリット②千切れることがある
付け外しの際に爪を立てると千切れることがあります。指でつまんで押したり引っ張ったりすれば、そう簡単に破れることはありません。
デメリット③安っぽい
メガネのテンプルの先端部分は黒やブラウンが多いです。無色透明の耳当てを装着すると、目立ってしまいます。
100均の耳当てが無色透明である理由は、コストを抑えるためです。着色すると原価が高くなります。
下の画像のように、フレームの色と同系色の耳当てを装着すると、耳当てが目立ちにくくなります。
デメリット④細いフレームに装着できない
耳当ての穴より細いテンプルには装着できません。
テンプルが10mmより太い場合は、問題なく装着できます。
ダイソーとセリアのひっかけ型の耳当てを比較
それぞれ優れた点があり、どちらが良いとはなかなか言い切れませんが、個人的にはダイソーのほうがオススメです。
ダイソーとセリアのひっかけタイプの耳あてを比較していきます。
ダイソーのほうが透明度が高く美しい
画像では伝わりにくいのですが、ダイソーのシリコンは透明で美しいです。セリアのシリコンは白っぽいです。
ダイソーは日本製だから安心
ダイソーの耳当ては日本製で、セリアは中国製です。
個人的に中国の安いシリコンを信用していないので、日本製シリコンを使用しているダイソーは安心感があります。
中国製シリコンの鼻パッドや耳当てはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
ダイソーのシリコンのほうが柔らかい
ダイソーとセリアのいちばん大きな違いはシリコンの柔らかさです。ダイソーのシリコンのほうが圧倒的に柔らかいです。
耳の後ろは敏感なので、柔らかいダイソーのシリコンのほうが装用感が良いです。
滑り止め防止のストッパーの形状の違いも掛け心地に影響しています。
セリアのストッパーは太い上に突起しているので、ザラザラした肌あたりです。
ダイソーはストッパーが切れ込みになっているので、表面が滑らかです。そのため肌へのアタリが優しく快適です。
画像ではわかりにくいですが、細い切れ込みが入っており、摩擦が働きズレ落ちを防止します。
セリアは返しがあるので、掛け外しがラク
セリアの耳当ての先端部分には返しがついています。
返しがついていることで、掛け外しの時に引っ掛かりが少なくなります。掛け外しがスムーズになるので、ストレスが軽減されます。
セリアのほうが製品として綺麗
ダイソーの耳当ては、商品を成形するときにできたバリ(余計な部分)が除去されていません。穴の部分にシリコンがビラビラしています。
使用する際にはまったく問題ありません。たんなる見た目の問題です。
一方、セリアの耳当てはバリがなくて綺麗です。
100均ダイソーのはめこみ型の耳あてをレビュー
はめこみ型の耳当てはダイソーしか取り扱っていません。
眼鏡ライフを快適にしてくれるポテンシャルはあるものの、はめ込むのが難しすぎて、オススメできない商品です。
ダイソーのはめこみ型耳当てのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
はめこみ型のシリコンチューブには2つのメリットがあります。
- 耳の付け根の痛みを軽減できる
- ズレ落ちを防止する
メガネのもともとの耳当てが硬いプラスチックの場合、シリコンチューブを装着することで耳の付け根への負担を軽減できます。
チューブを装着することで、ズレ落ちにくくなる理由は次の2つです。
- 肌に当たる面積が増えるため、摩擦が働きズレ落ちにくくなる
- ピタッとフィットするシリコンだからメガネをホールドする力がアップ
デメリット
対応するフレームの太さは3~6mmと記載されていますが、3mmのテンプルに装着するのに一苦労します。
チューブ内側の摩擦が大きく、かなり力を入れて押し込まないと滑りません。
ねじりながら、なんとか押し込みましたが、「テンプルが折れてしまうのではないか」とヒヤヒヤする作業でした。
外すのはさらに困難を極めます。力づくで外しましたが、摩擦熱でシリコンが溶けてしまいました。
耳が痛くなりやすいメタルテンプルに装着できないこともデメリットです。ブカブカなので、外れてしまいます。
眼鏡メーカーが開発した元祖メガネの耳当て
メガネにまつわる悩みを解決する商品を企画製造している眼鏡メーカーがたくさんあります。
100均より価格は高いですが、快適さを求める人にはオススメしたい商品です。メガネ屋さんでも採用されている実績があります。餅は餅屋という言葉どおり、性能は抜群です。
眼鏡メーカーの快適グッズを比較形式でいくつかご紹介します。
メガロック | メガネグリップ | パフセル | スリムフィット | |
---|---|---|---|---|
対応フレーム | プラスチック メタル | プラスチック メタル | プラスチック メタル | 細いメタルのみ |
タイプ | ひっかけ | はめこみ | はめこみ | はめこみ |
大きさ | 3種類 | 2種類 | 1種類 | 1種類 |
カラー | 4種類 | 1種類 | 1種類 | 1種類 |
耐久性 | ||||
快適性 | ||||
定価 (税込み) | 660円 | 660円 | 880円 | オープン |
まとめ
今回は、ダイソーとセリアのシリコン製のメガネの耳あてについて解説しました。
メガネのズレ落ちは、メガネユーザーにとって悩ましい問題です。今回紹介した商品を家メガネに装着すれば、メガネを快適に掛けられます。
常に肌に触れる耳あては消耗品なので、安いほうが助かります。メガネ快適グッズが初めての人は、お手軽な100均で試してみてはいかがでしょうか。