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ステンレスのメガネとニッケル合金のメガネの特徴を解説

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チタン以外の主なメタル素材は、ステンレスとニッケル合金です。

安いメガネで、「メタル」もしくは「合金」としか記載されていなければ、ニッケル合金かステンレスです。素材名は伏せられるのが一般的です。

この記事では、ステンレスのメガネとニッケル合金のメガネの特徴を解説します。

目次
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ステンレスのメガネの特徴

ステンレスは、台所のシンクでお馴染みの素材。鉄を主成分とした合金です。

柔らかくて加工しやすいことから、メガネにも採用されています。単に「合金/メタル」と表記されることが多いです。

アレルギーを引き起こしやすいニッケル合金の代用品として、安いメタルフレームに使われています。

ステンレスのメガネのメリットとデメリットをまとめました。

メリット
デメリット
  • 安い
  • 比較的軽い
  • フレーム形状が多彩
  • カラバリが豊富
  • 塗装が剥がれる
  • 接合部分が破損する
  • チープ感
  • ニッケルを含む

ステンレスのメガネのメリット

ニッケル合金より軽く、弾力性があります。値段はニッケル合金と同じくらい。

チタンほどではありませんが、錆びにくく・腐食しにくい素材です。

加工しやすく自由なデザインが可能なことから、おしゃれなデザイン性の高いフレームに使われています。フロントだけ、テンプルだけステンレスというフレームもよく見ます。

スプレーで塗料を吹き付けるので、カラーバリエーションが豊富。強度があり、ニッケル合金より薄く仕上げることができるので、細身のクラシックフレームに採用されています。

ステンレスのメガネのデメリット

接合部分の破損(ロー離れ)と塗装ハゲが頻発する、メタル素材の中でトラブルが一番多いです。

マットの塗装は特に剥がれやすいです。ツヤを消すための粒子(この粒子は溶けない)を塗料に混ぜるので、塗装の密着が悪くなります。そのうえ、塗料の分厚い膜からは、チープ感が漂います。

金属と金属を接合するロー付け(半田付けと同じ要領)箇所の破損トラブルもよく起きます。

最近の中国のメッキは強力

ステンレス製のメガネは、ほぼ中国製です。日本で使用が許可されていない薬品をメッキ工程で使う工場があります。この薬品を使うとメッキの密着性が高くなり、強力になります。メッキのノリが悪いステンレスでも剝がれにくいです。この薬品を使用した完成品には害はないので、心配しなくて大丈夫です。その工程に携わる人に有害なだけです。

ドイツやフランスの海外ブランドのステンレス製のメガネは、表面処理方法が異なります。剥がれないように高コストなメッキ方法を採用しています。

ニッケル合金のメガネの特徴

掛け心地はワースト1位ですが、頑丈です。格安メガネや海外ブランドが好んで使う素材です。

ニッケル合金のメガネのメリットとデメリットをまとめました。

メリット
デメリット
  • 安い
  • 頑丈で壊れにくい
  • カラバリが豊富
  • 重い
  • 弾力性がない
  • ニッケルを含む

ニッケル合金のメガネのメリット

メタルフレームの中でも不良率が低く、トラブルは少なめ。

金属同士の接合部分の強度も高く、メッキの密着も良く、壊れにくいです。

スプレーガンで塗料を吹き付けるので、カラーバリエーションが豊富。最大のメリットは、安いこと。

ニッケル合金のメガネのデメリット

弾力性がなく、ガチガチの掛け心地。締め付け感があり、こめかみや耳が痛くなりやすいです。

しかも、重いので、鼻にのしかかるような感じがします。

最大のデメリットは、アレルギーを引き起こしやすいニッケルを含んでいること。

まとめ

今回は、安い金属のメガネに使われるステンレスとニッケル合金の特徴を解説しました。

チタン加工技術が低い海外ブランドがチタンの代わりに使う素材ですが、決して良いメガネとは言えません。

一部海外ブランドのステンレス製のメガネはチタンと同等のクオリティーを誇りますが、高コストな製造法なので、値段が高くなりがち。

総合的に見て、メガネ素材の中で一番優れているのは、チタンです。

ただ、適当に作った合金の安いフレームをサクッと適当に検眼しているショップが一番売れているので、これでいいということなんだと思います。

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