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ブルーライトカットメガネの選び方を解説【カット方法についても解説】

  • ブルーライトをカットする方法は何種類あるの?
  • カット率の表記法が混在していてややこしい…
  • ブルーライトカットメガネの選び方が知りたい

ブルーライトカットメガネはパソコンやスマホのブルーライトをカットするメガネのこと。

「PCメガネ」「PCグラス」などと呼ばれることもあります。

商品によって、ブルーライトをカットする仕組みやレンズの濃さはさまざま。種類がたくさんあり、どれをえらんだらいいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、ブルーライトカットメガネの種類とそれぞれのちがいを解説します。この記事を読めば、使用シーンや用途に合わせて、自分に合ったブルーライトカットメガネをえらべるようになります。

目次

ブルーライトをカットする方法

ブルーライトをカットする方法は「反射型(コーティングタイプ)」と「吸収型(練り込みタイプ)」の2種類あります。

それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

反射型のメリット・デメリット|

反射してカットするタイプのイメージ

反射型はブルーライトを反射するコートを施しています。コーティングタイプなので、色がほぼ無色です。

反射型のメリット・デメリットをまとめました。

メリット
デメリット
  • クリアな視界
  • 表情が暗くならない
  • 周りから気づかれにくい
  • レンズが青く反射する
  • カット率が低い

メリット

視界が明るく、クリアな視界が広がります。見た目も暗い印象になりません。

レンズの色は少し色が入っていますが、普通のメガネとほとんど変わりません。

職場でも比較的使いやすいですね。

デメリット

レンズに光が当たると、青く反射します。自分の見え方は変わりませんが、相手から見るとレンズが青く光って見えます。

反射型のブルーライトカット率は10~15%程度。吸収型に比べると、カット率は低くなります。

ほぼクリアとはいえ、仕事柄、色味が変わると困る方(デザイナーなど)にはオススメできません。

吸収型のメリット・デメリット

吸収してカットするタイプのイメージ

吸収型はブルーライトを通さない特殊な添加剤がレンズの中に練り込まれています。薄いブラウンから濃いブラウンまで色味に幅があります。

ブラウンだけでなく、グレーっぽいタイプもあります。グレーになる理由はブルーライトを吸収する黄色い材料をレンズに練り込んだあと、色味を調和するためにブルーの染料を加えるからです。黄色と青色が混ざってグレーっぽくなります。

吸収型はブルーライトをしっかりカットするので、モニターに向かって長時間作業する人にオススメです。

吸収型のメリットとデメリットをまとめました。

メリット
デメリット
  • 青く反射しない
  • カット率が高い
  • 眩しさ軽減
  • 色付きだと相手から分かる
  • 視界が暗くなる

メリット

光を吸収するので、青い光を反射しません。薄い色であっても反射型よりカット率が高めです。

ブルーライト以外のほかの色もカットするので、サングラスのように眩しさを軽減する効果があります。

デメリット

相手から見てレンズに色が入っていると分かります。堅い職場では使いづらいかもしれません。

色付きのレンズ越しに見ると視界が暗くなるので、見え方に違和感を感じることも。

白い紙を見ると黄ばんで見えたり、暗い場所では見えにくいと感じることがあります。

視界が暗いと、暗い気持ちになるという人もいます。

ブルーライトカットメガネのカット率の規格

ブルーライトカット率の基準は3つあります。

  • 日本工業規格(JIS規格)
  • 欧州統一規格(EN規格)
  • 旧・英国規格(BS規格)

JIS規格とEN規格は同じ計測方法です。BS規格は計測方法が異なり、カット率が高くなります

規格によって、数値が大幅に異なります。

ブルーライトカット率35%を謳う「Zoff PC 35」はBS規格で計測しています。JIS規格、またはEN規格で測ると、カット率は約15%になります。

「Zoff PC 50」の場合、JIS規格とEN規格ではカット率36%です。

ブルーライトカットメガネの選び方

ブルーライトカットメガネはシーンや用途に合わせてえらぶことが重要です。

注意するポイントは3つあります。

  • レンズ濃度
  • 青色光の反射の具合
  • カット率

レンズ濃度

ブルーライトカットを選ぶとき、いちばん重要なのがレンズ濃度です。

見た目と見え方の両方に影響します。

レンズ濃度が濃いほど、光を通しにくくなります。どのくらい光を通すかを表す「可視光線透過率」という指標があります。

ブルーライトカットメガネには可視光線透過率の数値が表記されています。

可視光線透過率が90%のレンズは90%の光を通し、残り10%の光をカットするということ。

レンズ濃度は10%となります。

可視光線透過率レンズ濃度
90%10%

一般的にブルーライトカットメガネにはレンズ濃度の記載はなく、可視光線透過率の表記のみです。(可視光線透過率を表記しないといけない、という法律があります。)

見た目

仕事で取引先と合う人や堅い職場の場合、レンズの濃度には注意したいところ。

仕事に影響のない色味や濃度をえらぶようにしましょう。

濃度が15%を超えると、色がついているのが一目瞭然です。濃度10%くらいで、周りから見て色が入っていると気づかれます。

見え方

色付きレンズはブルーライト以外の光もカットするので、どうしても視界が暗くなります。

明るさレベルを下げたモニターを見たり、部屋が暗かったりすると、視認性が悪くなり余計疲れることがあります。

青色光の反射具合

反射型レンズの場合、ブルーライトの反射具合の確認したほうがいいですね。

反射コーティングの強さは商品ごとにちがいます。

反射が強いタイプは、オンライン会議のときや写真を撮ったときに青い反射が目立つことがあります。

お店でサンプルを試してから購入する場合は、蛍光灯の反射を確認しましょう。

カット率

カット率の計算法の規格はたくさんあります。どの規格で測ったカット率なのかチェックすることが重要です。

レンズの色が濃いほど、ブルーライトカット率は高くなります

まとめ

今回は、ブルーライトカットメガネの種類とえらぶときに注意するポイントを紹介しました。

さいごに簡単にこの記事の内容をまとめます。

  • ブルーライトのカット方法は2つあり、それぞれメリットとデメリットがある
  • カット率の規格が3つあり、規格によってカット率の数値がちがう
  • 購入の際はレンズ濃度・ブルーライトの反射具合・カット率の3つを意識する

この記事が、ブルーライトカットメガネをえらぶときの参考になれば幸いです。

次の記事ではJINSとZoffのブルーライトカットメガネを徹底比較しているので、よかったらご覧ください。

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