- 跳ね上げメガネのデメリットは?
- 跳ね上げメガネは壊れやすい?
- そもそもどんな使い方ができるの?
最近ひそかに流行りの跳ね上げ式メガネ。
メガネのかけ外しのわずらわしさから解放されて、便利そうですよね。
今回は、跳ね上げメガネのデメリットやどんな人にオススメかについて解説します。
この記事を読むと、跳ね上げ式メガネが自分にとって必要かどうかがわかります。
跳ね上げ式メガネとは?便利な使い方
跳ね上げ式メガネとは、下の画像のようにフロント(レンズをはめてある部分)が跳ね上がるメガネのこと。
跳ね上げる理由は「かけ外しのわずらわしさを解消」するため。
周りにいませんか?メガネのかけ外しを頻繁にしている人。
めんどくさそうですよね…。
メガネをかけっぱなしの方にはイメージしにくいかもしれませんが、メガネのかけ外しはとてもめんどくさいものです。
また、必要なときだけメガネをかける人にとって、持ち運びするのもわずらわしいですよね。
メガネは掛けているときが一番ジャマにならないですから…。
ここでは具体的に跳ね上げ式メガネの便利な使い方を3つご紹介します。
老眼鏡として
遠くはよく見えているけれど、近くの文字が見えにくいときに使うのが老眼鏡。
でも、そのときだけいちいち老眼鏡をメガネケースから出してかけるのはめんどくさいですよね。
また、使わないときはメガネケースに入れて持ち運びをしないといけません。
跳ね上げ式メガネに老眼のレンズを入れておけば、普段は跳ね上げておいて必要なときだけ下ろして手元を見ることができます。
かけっぱなしにしておけるので、いちいちメガネケースに入れる必要もナシ。
- 遠くがよく見えて手元だけ老眼鏡がほしい方
- 遠くの度数の無い遠近両用レンズに慣れない方
近視用メガネとして
一般的に、近視の方はメガネを外すと近くにピントが合います。
手元を見るときに、いちいちメガネを外している人、見かけますよね?
跳ね上げ式メガネに近視用の度数を入れると、近くを見るときに跳ね上げればいいのでメガネのかけ外しの必要がなくなります。
普段はレンズを下ろして使うので、見た目にもスマート。
- 近視の度数で手元を見るときにいちいちメガネを外している方
- 遠近両用レンズに慣れない方
サングラスとして
跳ね上げるフロント部分に色付きレンズを入れてサングラスにすることも。
日差しの強い日のドライブでは濃い色のサングラスをかけたいですよね。
でも、ちょっと立ち寄ったお店の中では外したい…。
車の中に放置しておくと、熱で傷んでしまう…。
ケースに出し入れしたり、持ち運びするのも面倒…。
そんなとき跳ね上げ式のサングラスだと、いちいちケースに出し入れする必要がないのでとても便利です。
また、ドライブ中にトンネルに入ったとき、運転しながらサングラスを外すのは面倒だしなにより危険。
その点、跳ね上げ式サングラスならフロント部分を跳ね上げるだけでOK。
一瞬で安全に明るい視界を確保できます。
跳ね上げ式メガネのデメリット
いろいろ便利な跳ね上げ式メガネですが、次の6つのデメリットがあります。
- 重たい
- メンテナンスが必要
- サングラスにした場合、上下左右から光が差し込む
- 跳ね上げたときダサい
- レンズに指紋がつく
- 見え方に違和感がある
ここでは跳ね上げ式メガネのデメリットをくわしく解説します。
重たい
跳ね上げ式メガネは、ナイロールフレームの前にもう一枚フロント部分を重ねて蝶番でつないであるような構造のタイプがほとんど。
つまり二重になっているようなイメージです。
そのため一般的なフレームより多くの部品を使っており、どうしても重たくなります。
重さはメガネのかけ心地にかなり影響するところ。
とくに、セルフレームやサーモントタイプはそもそもが重いため、さらに重量が増えるのでかけ心地が悪くなります。
メンテナンスが必要
跳ね上げ部分を何回も使っていると、跳ね上げるための蝶番のネジがゆるんできます。
テンプル(ツルの部分)の蝶番も同じですが、動かす部分は摩耗や劣化がおこりやすく、定期的にメンテナンスが必要です。
とくに跳ね上げる蝶番が劣化すると、跳ね上げたときにピタッと止まらなくなることも。
自分でネジをしめることも可能ですが、無理に締めてネジを傷めてしまってはとりかえしがつきません。
そのほか、部品の隙間に汚れがたまりやすいので、定期的にメガネ屋さんでメンテナンスしてもらう必要があります。
サングラス仕様の場合、上下左右から光が差し込む
先述したとおり、跳ね上げる部分は通常のフロント部に重ねてついているような構造のため、眼とレンズの距離がやや広めになります。
そのため、眼とレンズの隙間から光が差し込みやすくなり、気になることも。
ドライブ用に使うときはそうでもないですが、釣りやゴルフなどで使うときはわずらわしさを感じるかもしれません。
跳ね上げたときダサい
フロント部分が跳ね上がっている状態って、パッと見にヘンですよね。
必要時に跳ね上げるならともかく、老眼鏡として使うときなど常に跳ね上げている場合は、ちょっとカッコ悪いです。
よほどオシャレに自信がある感じで掛けていないと、「ダサっ!」って思われるかも。
ちなみに余談ですが、昔、左右別々に斜めに跳ね上がるボストン型のサングラスがあり、跳ね上げたときにミッキーマウスみたいになって、それはちょっとかわいかったです。
レンズに指紋がつく
跳ね上げるときにフロント部分を持って跳ね上げるため、どうしてもレンズをさわってしまって指紋がつきます。
レンズが汚れたメガネは視認性も悪くなり、うっとうしいですよね。
とくにきれい好きな方にはデメリットと言えそうです。
見え方に違和感がある
跳ね上げ式メガネは構造上、眼とレンズの距離が長くなります。
度付きの場合、眼とレンズの距離が長いと見え方に少し違和感があることも。
とくに度数が強いと違和感は大きくなります。
普通のメガネと同じ度数でも感覚が変わったり周辺部が歪んで見えたりする場合は、慣れるまで車の運転などはひかえた方がいいですね。
跳ね上げ式メガネは壊れやすい?
複雑な構造の跳ね上げ式メガネは、なんとなく壊れやすそうに感じますよね?
実際のところ、跳ね上げる蝶番部分が傷みやすいのは確かです。
デンプルの開閉でも同じですが、動かすところは何かしら傷みやすいもの。
具体的には、蝶番のワッシャーが摩耗して、跳ね上げたフロント部がピタッと止まらなくなります。
中途半端にダラっと下がってくると視界に入ってうっとうしいですし、見た目にもカッコ悪いですよね。
ただ、中にはワッシャーが使われていないフレームもあり(安価なものなど)、蝶番そのものがすり減ってしまっています。
蝶番のコマをかしめたりして対応しますが、すぐに緩んでしまうので「壊れた」と言えるでしょうね。
それ以外では、跳ね上げ式だからといって特別壊れやすい部分はありません。
そもそもメガネは正しく使っていても歪んだり広がったりするもの。
定期的にメガネ屋さんでメンテナンスをしてもらうと、悪いところは直してくれますし、結果的に長持ちします。
まとめ
どちらかと言うとニッチなアイテムの跳ね上げ式メガネ。
すべての人に合うわけではありませんが、ハマる人にはとても使い勝手の良いメガネになります。
メガネ生活の中で「掛け外しが面倒なんだよなぁ」と思うことがあれば、ひょっとすると跳ね上げ式メガネが合うかもしれません。
そんな方は、一度ためしにメガネ屋さんで相談してみてもいいですね。
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