
度数の合わなくなったメガネは、レンズを変えれば使えるので、ずっと手元に置いている人も多いはず。

壊れていないものをゴミとして捨てるのは抵抗があります。
今回は、捨てずにお手元のメガネを気持ちよく手放せる「眼鏡を寄付する方法」を紹介します。通常の寄付方法とメガネ供養してから寄付する方法の2つを解説します。
眼鏡を発展途上国に寄付

いろんな出来事を共に過ごしてきたメガネ。思い出が詰まっているので、捨てるのを躊躇してしまうことがあります。

ですが眼鏡を寄付すれば、地球環境に優しく、困っている人に役立てるので、気持ちよく手放せます。
GLASS GALLERY 291というメガネ店が不要なメガネを回収し、ライオンズクラブを通して途上国にメガネを寄付する活動をしています。
受付先:GLASS GALLERY 291
〒107-0062 東京都港区南青山3-18-5モンテプラザ南青山
TEL:03-6459-2912
店舗への持ち込みは対応しておらず、発送でのみ受け付けています。(※送料は自己負担)
メガネ屋さんとして営業しているので、荷物が紛れないように、送り状の備考欄に「寄付回収めがね」と記載しましょう。

事前の連絡や手続きが必要なく、メガネを送るだけなので、簡単に寄付できます。
寄付できるメガネの種類
発展途上国の人が使うことが前提なので、寄付できるメガネ種類は以下の通りです。
- 近視、乱視、老眼などの度付きメガネ/サングラス
- 度なしサングラス
- 度なしパソコンメガネ
途上国ではメガネのパーツの調達・修理が難しいので、受け取ってそのまま使える状態のメガネ/サングラスのみ寄付できます。
寄付できないメガネの条件
寄付できないメガネの条件は次のようになります。
- レンズにキズがある
- 部品やネジが取れている
- 破損している
- 錆びている
受け付けたものの、寄付できないと判断されたメガネは、福井眼鏡協会が開催する「メガネ供養」に回ります。
寄付メガネを送る際の注意点
GLASS GALLERY 291は、メガネケースは引き受けていません。ケースの処理に困るので、必ずメガネだけを送りましょう。
また、新品であってもレンズのみの状態では受け付けていません。
メガネを送る際は、梱包に注意が必要です。梱包方法は、傷がつきやすいレンズをしっかり保護するのがポイント。
メガネをビニール袋に入れて、プチプチを巻いて箱に入れましょう。緩衝材を詰めて、輸送中に箱の中でガサガサ動かないように梱包しましょう。
メガネ供養してから寄付する

いつも寄り添って、見る手助けをしてくれたメガネ。「ありがとう」の感謝を込めて手放す方法が「メガネ供養」です。
毎年10月1日に福井県眼鏡協会が「めがね供養」を開催しています。鯖江市のめがね会館の敷地内にある、供養塔にて神主さまによる神事が執り行われて、供養されます。
供養してもらうのにお金はかかりません。
受付先:一般社団法人福井県眼鏡協会
〒916-0042 福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館4F
TEL:0778-52-9111
メガネ供養までの流れ
何も手続きは必要ありません。供養して欲しいメガネを「福井眼鏡協会」に送るだけ。
念のため、「メガネ供養」と送り状の備考欄に記入するか、メモを同封するなりして、他の荷物と紛れないようにしましょう。送料は自己負担です。
メガネ供養は年1回しか行われませんが、受付は年中行われています。メガネ供養が開催される10月1日まで保管してくれます。
供養されたあとの流れ
供養されたメガネの中で、まだ使えるものは、ライオンズクラブを通して途上国に寄付されます。先ほど紹介したGLASS GALLERY 291と同じです。
使えない状態のものは、産業廃棄物業者に回収してもらいます。

メガネ供養だけして欲しい場合は、その旨を記載したメモを同封すれば、希望通りに対応してくれます。
【まとめ】眼鏡の寄付について

この記事では、眼鏡寄付の2つの窓口を紹介しました。
- 通常の眼鏡寄付なら、「GLASS GALLERY 291」
- メガネ供養してから寄付するなら、「福井県眼鏡協会」
メガネは毎日身に着けるので、愛着が湧いてくるアイテムです。目が悪い人にとっては、目の代わり、ずっと掛けている人にとっては、顔の一部。
思い入れのあるものを捨てずに気持ちよく手放せるのが眼鏡寄付です。