- オーダーメイドメガネの予算感を知りたい
- 費用をなるべく抑えたいけど、いくらくらいで作れるの?
- オーダーメイドメガネの選び方のポイントが知りたい
- オーダーメイドメガネはどんな人にオススメ?
顔の形、鼻の高さ、耳の位置などはひとり一人ちがうので、お店に並んでいる既製のメガネの中から自分にピッタリのものを見つけるのはむずかしいです。
「もう少し小さいサイズがあれば…」「デザインがもう少し細ければ…」といった細かいニーズにこたえることができるのが、オーダーメイドメガネの魅力です。
ただ、イチから作製するため、既製品とくらべて価格が高くなってしまいます。
この記事では、オーダーメイドメガネの種類やそれぞれの特徴や価格帯についてご紹介します。あわせて、オーダーメイドメガネをえらぶときのポイントや、ショップの選び方についても解説していきます。
オーダーメイドメガネの種類ごとの特徴と相場
オーダーメイドメガネと一口で言っても大きく分けると2種類あります。
すでにあるデザインやサイズを組み合わせる「セミオーダー」と、デザインからすべてオリジナルで作成する「フルオーダー」です。
それぞれの特徴や価格、納期を詳しく説明していきます。
オーダーメイドメガネの購入フロー
来店後、まずは店員さんのヒアリングからスタートします。
予約が必要な場合もあるので、事前にお店に問い合わせをしておくことをおすすめします。
なんとなくぼんやりとしたイメージだけでもいいので、希望のデザインを店員さんに伝えください。
次にデザインとカラーを決めます。
優しい印象のオーバル型や知的なスクエア型、個性的なラウンド型、レトロなウェリントン型などメガネの形によって相手に与えるイメージは異なります。
顔の写真を撮影してパソコン上で装用した時のイメージを見せてくれるお店もありますよ。
次はサイズの測定です。
左右の目と目の距離(瞳孔間距離)や顔幅などを測定し、メガネのサイズやテンプルの長さなどを決定していきます。
まったく知識がなくてもプロの店員さんがしっかり測定してくれるので安心してください。
その後メガネの製作に入ります。
セミオーダー
セミオーダーは完全なオリジナルではなく、用意されているフレームの形やサイズから組み合わせて作成するメガネフレームのことです。
すでにあるものを組み合わせて作成するため完全なオリジナルとは言えませんが、既製品では見つからないユニークな柄やサイズを注文できます。
フルオーダー
次にデザインから全てオリジナルで作成できるフルオーダーです。
デザインが決まるまでに時間がかかることが多いため、来店前の予約は必須となっている店舗がほとんどです。
ある程度デザインが決まっている場合は事前にお店に伝えたり、イメージに近いメガネの写真をメールしておくと来店時に比較的スムーズに話が進みます。
サイズの測定もセミオーダーより時間がかかります。
頭の大きさやこめかみの幅、鼻型の採取、左右の耳の高さなど詳細に測定します。
1~2週間程度で最初のデザインが出来上がりますが、完全なオリジナルフレームの場合は電話やメールで複数回やり取りしてデザインを調整するため、デザインが決定するまで1か月程度かかることも。
デザインが決定してからフレームが出来上がるまでは2~3か月が一般的ですが、完全に生地から削り出して作成するためデザインや素材によってはさらに長くかかります。
オーダーメイドメガネの値段が変わる要素
ここでは、オーダーメイドメガネの値段が変わる要素を説明してきます。
生地の選び方
値段が変わるいちばん大きな要素はフレームの生地、つまり素材です。
せっかくオーダーメイドでメガネを作成するなら生地にもこだわりたいところ。
品質のいい生地や複雑な柄の生地をえらぶとフレームの値段は高くなります。
もっとも一般的なのは「アセテート」です。次に多いのはセルフレームの語源となっている「セルロイド」。
アセテートであれセルロイドであれ、安いものもあれば高いものもあります。
上記2種類の素材が一般的ですが、さらに高級な素材もあります。
べっ甲や竹や木など、既製品ではめったに見ることがない素材ですね。
これらの自然素材はそもそも取り扱いがない店も多いですし、デザインに制限がかかってしまうこともありますが、予算に余裕がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
オプションの選び方
オーダーメイドメガネにはさまざまなオプションがあり、こだわればこだわるほど値段は高くなります。
ここではオプションの一部を紹介していきます。
表面処理
一般的に艶がある状態にすることが多いですが、艶消しのマット加工にすることもできます。
また、お店によっては細かいラインを入れたり、独自の凹凸を入れるなどさまざまな処理をえらべます。
装飾
メガネフレームの両端部分に金属の飾りを取り付けられるお店もあります。
ひし形や小さな丸などいろんなデザインがありますよ。
小さな装飾ですが、メガネの印象を変えるデザインの一つです。
また、値段は上がりますが、耳に掛ける部分(テンプル)に誕生石を入れたり、名前を彫ったりすることもできます。
クリングス
見た目だけでなくかけ心地で重要な鼻あて部分を変えることも可能。
フレーム一体型の鼻盛りではなく、金属の足(クリングス)をつけられます。
オーダーメイドメガネを選ぶときのポイントとショップ選びのコツ
オーダーメイドメガネを選ぶときのポイントとショップ選びのコツを解説していきます。
機能性、耐久性
機能性、耐久性などを考える必要があります。
セルフレームは丈夫なので、デザインのせいで壊れる心配はそこまでありません。
ですが、どんなデザインでもいいというわけではありません。
機能性と耐久性については、メガネのプロである店員さんとデザインを決める段階でしっかり相談しましょう。
ショップを選ぶときは過去の作成事例をチェック
オーダーメイドメガネを作れるショップはたくさんありますが、どのような基準でえらんだらよいのでしょうか?
そんな時は過去の作成事例を見てみましょう。
ほとんどのショップではホームページやインスタに今までに作成したメガネを掲載しています。
スタッフさんとの相性
スタッフとの相性も非常に重要です。
自分が持っているイメージを共有できなければ思った通りのメガネはできません。
コミュニケーションがスムーズだと安心ですね。
また、スタッフにもデザインの好みがあり、メガネのデザインにスタッフのセンスが色濃く反映することがあります。
デザインの好みが似ていると、イメージが共有しやすいです。
だれがメガネを作るのか
だれがメガネを作るのかもポイントです。
オーダーメイドのメガネを販売している店舗にも2種類あります。
注文を受けたショップのスタッフが実際に作製している場合と鯖江の工場に外注する場合です。
注文を受けたショップが作製する場合は本当の意味でそのショップの技術力が試されますから、今までの製作物や実績を調べておくと完成品のイメージがつきやすくなります。
また、外注している場合は納期が長くなる傾向があるため、その点も注意が必要です。
オーダーメイドメガネはどんな人にオススメ?
さいごにオーダーメイドメガネがおすすめな人をピックアップしてみました。
けっして安い買い物ではありませんが、次のような人は数万円払ってでもオーダーメイドで作る価値があると思います。
似合うメガネがわからない方
自分に合うメガネがわからないという方が意外と多いです。
「お店に売っているメガネはどれをかけても私に似合わない気がする…」という方は似合う形をイチからデザインできるオーダーメイドメガネがオススメです。
オーダーメイドならプロの意見をじっくり聞きながら、自分にピッタリのデザインや色をえらべます。
欲しいサイズや色が見つからない方
「お気に入りのメガネを見つけたのにサイズが合わない…」という声をよく耳にします。
そんなときはオーダーメイドが最適です。
自分だけのオリジナルメガネが欲しい方
「メガネはファッションの一部、ほかの人と同じメガネなんてかけたくない」という人はオーダーメイドメガネを作るべきです。
写真や画像と同じ形のメガネが欲しい方
「販売中止となったお気に入りのメガネが壊れてしまった」、「あの芸能人と同じメガネが作りたい」など既製品では叶わない希望を叶えることができます。
まとめ
今回はオーダーメイドのメガネについて解説してきました。
さらに毎日使用することを考えれば、少しお金をかけてでも世界に一つだけのメガネを作る価値はあると思います。
とくに最後に紹介したような特徴に当てはまる方はぜひオーダーメイドメガネを検討してみてはいかがでしょうか。